ISSUI UMEDA 梅田一穂

ISSUI UMEDA 梅田 一穂 華道造形インスタレーションアーティスト 古流清…

ISSUI UMEDA 梅田一穂

ISSUI UMEDA 梅田 一穂 華道造形インスタレーションアーティスト 古流清光会教授、高校国語教師、日本語教師、 東北大学教育学部卒、 京都芸術大学 通信学部芸術学科和の伝統文化コース卒

最近の記事

ひとり脳内対話活動

久しぶりに投稿。 コロナ禍、普通ならおとなしく行動制限、stay homeなのでしょうが… なぜかとても忙しく、コラボ公演などさせていただきを動き回っていた。 コロナが落ち着き、皆さんがようやく動き回るようになった今年の夏からなぜか少しずつ 余裕がでてきて、忙しくて後回しにしていた身辺整理を始めている。 アトリエの掃除、SNSの見直し、リニューアル などなど… なぜなんだ?と最初は不思議だったが、これからのISSUI UMEDAの準備なのだと思っている。 閑話休題… 先

    • 狂気~狩野山雪とヒエロニムス・ボス

       昨年末、大学の日本画の講義で、狩野派を中心に学んだ。その時、ふと思ったことです。  狩野山雪は、狩野山楽の養子・娘婿で、京狩野派である。狩野永徳の高弟であった狩野山楽は、戦国時代は豊臣家に仕え、徳川家に政権が移ると山楽は一時山に身を潜めたが、のちに徳川家にか許され再び狩野派の一員として画作に従事する。しかし、江戸幕府の御用絵師として取り立てられることはなく、代々京都にあって、狩野派の外様のような立場であった。この山楽の家系を京狩野という。  山雪も、江戸狩野とは距離を置

      • はる うらら いろ いろいろ

        外は寒いけど お花の世界はだいぶ春らしいものが 増えてきました。薄いピンクや柔らかい黄色、緑も柔らかくて。 フリージアの香りは甘く、好き 昔は、お花も赤、黄色、ピンクとわかりやすい色だったけど、最近はなあんともいえない淡い中間色だったり、2色まじってたり、色んな色が増えましたね。写真のピンクとグリーンが混じった花はアネモネ。変わってます。 不易流行…いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。 お花の世界も、新し

        • 日本のdou~道 「己事究明」

          日本の伝統文化とされる中で「道」がつくものは、花道の他、茶道、書道、煎茶道、また剣道、柔道、合気道などの武道などなど この「道」ってなんでしょうかね・・・・ 花道に限らず芸道と呼ばれるものには「稽古」は不可欠。お稽古の「稽古」とは「古(いにしえ)を稽える(かんが)える」ということであるから、稽古はもともとは模倣。模倣するものは、「型」であり、稽古は師を媒体として「型」を学ぶこと。なぜ「型」を尊守しなければならないかというと、それは技・技術の習得するためだからである。 いく

        ひとり脳内対話活動

          かたどおりについて

          花道の投げ入れは 型が決まっています。 花を型にそっていけるのに うちの流派が使うのは、せいぜい竹籤 または折だめ、ため、 針金やオアシスは使いません 花は自然のものですから、同じ花でも 曲がっていたり、花のつき方が違っていたり ひとつひとつ違います。 くるくる くるくると…はらはらっと… ここに!っと思っても、ふとした加減で、よく 動くこと動くこと… それを、型に従っていける 型通りにいける 型通りという言葉は、現在では創造性やオリジナリティがないというニュアンスが

          かたどおりについて

          花のmichi

          こんにちは 梅田一穂です。 山梨県甲府市で古流清光会師範で、いけばなを教えたり花道作品の展示をしています。 私が、自分の流派(古流清光会)が大好きなのは 何より自然であること… 実は違う流派にも、属したことがあるのだが、作品をつくるのに針金や薬品や…人工的なものを多用することに、どうしても自分の中で、納得がいかず、流れ流れて落ち着いたわけで。 くさび、竹籤、その植物それぞれの柔軟さ できるだけ自然にそったいけ方、生かし方に 感銘したからで。 植物ひとつひとつ丁寧に