「芸能人との共演」を公言する線引き
「あの歌手のバックで演奏したんですか?すごい!!」
というのはヴァイオリン奏者をやってるとたまにあります。
確かに一般人からしたら、テレビで見る憧れの存在だったり、年収が億の著名人だったりするので、そんな人物のすぐそばで仕事をするということは、その人も特別な人の仲間に入っている、レアな人だ、実力がすごい人なんだ、と感じるのかもしれません。
僕も昔はプロオーケストラに就職して何年も演奏活動していた時期がありますので、そういう機会はここ愛知県といえども何度もあります。ですが、その仕事の中でたとえ著名人との演奏だったとしても、決して「〇〇と共演した」とはプロフィールとして扱いません。
所属母体が取引する仕事だから
プロオーケストラは50〜70名のプロ奏者を一気に動かす経費大食らいの芸能団体ですので、最低でも1公演200〜400万円の金額を取引するのが常になります。そんなお金を出せるのは余裕のある企業やメディア、自治体などですので、当然テレビ関係の仕事も多いです。海外公演や全国ツアーなどもあります。指揮者やソリスト、MCなどのイベント看板になる人物は常に著名人が出入りします。
オケメンバーとしてバックで参加したという経験なら(敬称略)、
POPSだとCHAGE&ASKA、河村隆一、L'Arc〜en〜Ciel、玉置浩二など、
奏者だと神尾真由子、五嶋龍、小曽根真、奥村愛、清塚信也、すぎやまこういち・・・
公人、芸能だと名古屋市長、愛知県知事、渡辺徹、・・・・
だめだ、思い出せない(興味があまりなかったのかもしれません)
他にも葉加瀬太郎もありますが、コロナがやってきて中止になりました。
別に有名人が来たから、会社の給料が上がるわけじゃないんですよね。
あくまで職人としての仕事で所属団体の箔になるわけです。
愛知での活動でもある程度あるので、東京の演奏家は比じゃないくらい経験あるんじゃないかな。ラルクだけは、所属団体というものをほぼ無い状態で参加したので長いプロフィールを書くときだけ記載するようにしてます。(でも、あの仕事はあてぶりだったんだよなあ。。。)
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