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経営者をやめて主夫になりました【③コストカット】

どのような事業をするのかにもよるが、起業するにはある程度の資金が必要だ。
僕が初めて起業したとき、オフィスを賃貸し、PC・デスク・複合機・書庫などの開業費が発生した。
起業のためにコツコツと貯めたお金は見る見るうちに無くなっていったが、完成た自分のオフィスに初めて入ったときの感動は、今でも忘れられない。
家族と会社はよく似ている。
子供が出来ると、チャイルドシート・ベビーカー・ベビーベッドなどを購入するための資金が必要となる。
お金は笑ってしまうくらい飛んでいくが、出産後に退院した妻を迎えに行って、我が子をチャイルドシートに乗せたときの感動はひとしおだ。
これからどうなるのかわからない自分のオフィスで、新品のデスクに腰かけたとき、不安とワクワクが入り混じっていた。
子供を初めて抱っこした時も同様だ。
僕に抱きかかえられてスヤスヤと眠る息子を見ながら、経験のない育児への不安と、父親になった喜びが僕の中で入り混じっていた。
経営者は、会社にとってそのコストが必要なのか無駄なのかを常に判断しなければならない。
そして、無駄だと判断した場合は早急にコストカットしないと、会社の存続に影響する。
我が家に想定外の双子が産まれたとき、妻からお酒の量を減らすように言われた。
僕の唯一の楽しみである飲酒がコストカットされたのだ。
家族と会社は本当によく似ている。

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