【1ヶ月海外放浪】すべてが美しいプラハ🇨🇿《Day4-5》
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2023-09-08 Day4
洗濯をまわしたりでこの日は12時ごろにホステルを出た。連泊なので荷物は置いて行ける。とても楽だ。今日最初に向かうは、この街のシンボル、プラハ城だ。神聖でもローマでも帝国でもないことで有名な神聖ローマ帝国の皇帝が居城としたりし、現在でもチェコ大統領府が置かれている重要な城らしい。ホステルの近くの電停からトラムに乗った。旧ソ連を感じる、いかにも東側諸国のような路面電車がやってきた。
路面電車でかなり急な坂道を上ったり下ったりし、目的の電停についた。ここには水を飲める場所があった。そういえばチェコは水道水が飲める国らしい。水代もバカにならないので、多くの観光客と同様にここでペットボトルに水を汲んだ(ここにはプラハ滞在中に何回か水を汲みに来ることになった)。
地図が指す道順に進むと、かなり長く急な坂道が現れた。ここにはたくさんの土産屋や飲食店があった。坂道で疲れさせたところで買わせようという作戦か!その手には乗らないぞ。しかししばらく坂道を登るとその心はあっさりと折れ、スイーツ屋っぽい店に入った。ここではチェコの伝統的なおやつ・トュルデルニークにアイスを乗せたものを食べた。これがかなりのボリュームで、最後の方は正直飽きてしまった。周りを見るとカップルで食べていたりするようである。1人バックパッカーには関係ないな。あはは。
坂をさらに上り進めると、いよいよ頂上付近に到達した。観光客が集まっているところを覗きに行くと、絶景が現れた。写真じゃ伝わらないけど。気取って、What a beautiful!!とか小声で呟いたり、とても綺麗な街並みをバックに自撮りしたりし、いよいよプラハ城の中に入った。
プラハ城は城自体の入場は無料で、建物の中に入るのにだけお金がかかる。いくつかの建物に入れる共通券を学生料金125コルナ(チェコはユーロ非導入国、1コルナ≒6.5円)で購入した。プラハ城は城といっても、日本の城のように天守閣があるわけではない。てっぺんにはいくつかの建物があるが、ひときわ大きく目を引くのが聖ヴィート大聖堂だ。外壁には細やかなデザインが取り入れられ、中はステンドグラスや銅像などが飾られていた。
他の建物も見たりした。特筆すべきは1347年に制作されたという聖ヴァーツラフの王冠のレプリカだろうか。本物は特別展覧会だかの時にしか公開されないらしい。残念。他にも大砲のレプリカなどが置かれていた。
一通り見終えると、再びプラハ市街の絶景を見たりしつつ、プラハ城を下った。来た時と同じ電停から再びトラムに乗り、『変身』などで知られるプラハ出身の有名な作家、フランツ・カフカの像を訪れた。15分おきに動くが、その芸術性は私にはあまり理解ができなかったが、観光客はみなビデオを回していた。
再度トラムに乗り、やってきたのはカレル橋。カレル橋はプラハ城下のヴルタヴァ川にかかる橋で、1357年に建設が始まり、50年ほどかけて完成した。以来、19世紀までプラハの東西を結ぶ唯一の橋で、現在ではプラハの名所となっている。欄干一つ一つに像があり、そのにはあのフランシスコ・ザビエルもいる。橋を渡ったり、ヴルタヴァ川に沿ってしばらく歩いたりしたが、とにかく景色がいい。ベンチで眺めているだけで1時間は余裕で潰せるだろう。
そのあとは旧市街広場の方へ歩みを進める。観光客で非常に賑わっていた。旧市庁舎やティーン教会に囲まれたこの広場は、出店(でみせ)などもありとても賑わっていた。いい匂いがするなと思ったら、プラハハムを薪で焼いていた。
雰囲気を楽しんだのち、性交機械博物館という最悪な博物館に訪れたりした。
お腹も空いてきたので、夕飯を食べることにした。しかし時代は超円安。慎重に店を選ぼうと、かなり歩き回ったがどこもあまり値段は変わらなかった。入った店ではシュニッツェルを頂いた。オーストリア発祥だが、ドイツやトルコにまで広まっているそうだ。マッシュポテトと頂くのが本流。ついでにビールを頼んだ。なにしろチェコはビール大国である。1人あたりビール消費量は2位のオーストリアの約2倍近くにのぼりダントツ1位。日本の5倍以上を消費する。これが最高にうまい。普段あまりビールは好きじゃないがうまく感じる。シュニッツェルも美味しく、最高なディナーだった。そのぶん値段もかなりしたのだが。
いい感じに酔ったので広場のベンチで涼んでいると、空は次第に暗くなり始めてきた。すると隣の外国人2人組に大丈夫か?みたいに声をかけられた。いや〜お酒に酔いやすくてね〜というと、俺も酔いやすいぜーと言うがどうみても強そう。オーストラリア出身で世界中を旅してるらしく、日本にも来たことがあるんだとか。オイシイデス。とかなんか喋っていた。「ホステルの部屋は何人部屋か?」「4人だよ」「俺らは6人部屋でいびきがうるさい奴がいて最悪や」「いや俺のところもいびきうるさい奴いるんだよ」みたいな感じのことを話した気がする。そんな感じでいつのまにか夜になっていた。めっちゃナイスガイな2人組とも別れ、プラハの夜景を楽しんだのち、ホステルに帰った。
2023-09-09 Day5
早いことに今日で2泊3日のプラハも最終日である。まあ初日はドイツ鉄道のせいでなかったようなものだが。8:30頃にはホステルをチェックアウトし、街の中心へと向かった。最初に来たのはハヴェルスカー市場。お土産や野菜などが並んでいた。そこから旧市街広場、カレル橋へと歩いていく。朝のヨーロッパは少し肌寒いくらいで、空気が澄んでいてとても気持ちが良い。朝のプラハ城の眺めは昼のそれとはまた違い、綺麗である。
そんなことをしているとあっという間に時刻は9:30。プラハ本駅(Praha hl.n)へと向かうことにした。プラハ本駅は近代的な駅だった。今度はちゃんと電車が来ますように、とか思っていると当然のようにやってきた。予約したのは2等席で座席指定もしていないので、早めに乗り込む。2等席でも座席指定をしている人がいるおり、座席の上のモニターに表示されるので、空席のところを選んで無事窓側を獲得。10:45、ほぼ定刻通り列車はプラハをあとにした。ここから約4時間の旅である。
プラハはほんとうに目に入るすべてが美しい街だった。治安も良く、市内も地下鉄とトラムで楽々に観光できる。日本人観光客はあまり見かけなかったが、もっともっと日本人にも有名になってほしいものだ。
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