やりたいことも、就活する意味もわからない。正社員にならないといけないの?と思っている人へ
正直、くそダサい服着てちゃらちゃら新歓やってたやつらが
大学4年生になって急に髪をひっつめて、スーツを着て、毎日毎日企業に行っているのをみて
みんなサイコパスなのかなあ
と思っていた。だって、ちゃらんぽらんな顔で入学してきて、「単位まじむり」とか言ってた人が急に「御社が~」とか言ってるの、相当順応するやんて。すげえ才能やんて。思ってた。
そんなのを横目に、とにかく朝起きれないから1限なんか全然いけなくて、早起きして合同説明会なんてものに行く意味が全く分からなかったから
3回ぐらいスーツ着て満足した。3日就活生体験でお腹いっぱい。
希望の業界を研究したり、企業を研究したりしよう
そんなことが就活本には書いてあって、そっと閉じた。
なぜなら希望の業界も企業もないから。やりたいことが何かわからないから。
たとえば、ちょっと物を書いてみたいとか、ちょっと音楽やってみたいとか、そんなことはあるけど、んな急に20とかそこらで
「僕は保険の営業がしたいんだ!!!!」
なんて思います?いや思う人もいるでしょうけど、そんなんが正しいとされても困っちゃうよ。知らねえもんだって保険の営業の日常を。
社会に出たらどんな人がいて、どんな毎日が待ってて、どんな仕事をして、そんなもんがたかがインターンでわかるのかいや
逆にみんなはすごいよ、「ここが第一志望!」って決めて、そこに3回も4回も足を運んで、、、なんでそんなに真剣になれるんだろうか、、なんのために正社員になるんだろうか、、、、
で、それって結局、社会に放り出されないとわからなかった
大学卒業して、正社員になる意味はわからなかったけど、生活はしなきゃと思ってバイトをした。でも、向いてないなと思ったのと、ペラペラの保険証ダサいしやっぱ保険入らせてほしいなと思って
正規雇用で転職を考え始めた。
なんとか紆余曲折あって契約社員になって、社会に出た気になった。そこで愕然とした。
誰も口に出しては言わないけど、圧倒的に正社員との取り扱われ方が違う。生活の余裕とか心の余裕が違う。目が違う。言葉遣いが違う。息が苦しくなった。
そこでやっと気づいた、「あ、ちゃんと働く方が楽かもしんない」って。(もちろん職場によってこれは違うと思うから、私は良くも悪くもこの会社に感謝してる。)
多分、就活をちゃんとやっている人の中には、「ちゃんと目的がある人」とか「当たり前のことだからやってる人」とか「就職したほうが色々楽だからやってる人」とかがいるんじゃないかと思う。
前までは、たいして良くも知らない企業に媚び売って、就職することのなにが楽なんだって思ってたけど、ちゃんと働く方がきっと楽だし、気持ちも落ち着くなって今の自分は思う。ただ、めっちゃ大事なのは
あ、ちゃんと働く方がいいわ
って自分で経験しないとダメ。だから、いまニートの人とか、就活したくない人は、そう思えるまで待てばいいんじゃないかと思う。親のすねかじるのに飽きたり、彼氏に貢がれるのがキモくなってきたりしたら、やっと働こうかなって思うんじゃないかなと。いくら人に言われても、社会の常識がそうでも、自分が納得しないと動けないことってあるじゃん。ね。
しかもこれ一回気づくと抜け出せないから、結構おすすめ。
でもちろんなるのはフリーランスだって社長だって画家だってバンドマンだってなんでもよくて、
あ、これが自分にとって楽だわ
って思うやつをやればいいんじゃないかなあと。
まあ、「自分に合った職」とか「好きを仕事に」みたいなのも、また、それはそれで勝手に運が巡ってやってくるようなものではないから
積もる話は色々あるんだけどね。
と、大学生の時に気づきたかったーーーーーー!
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