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役割は「地域の土をアップデートすること」-5月5日 ココトバ登壇備忘録

昨年から根羽村案件でファシリテーターで入ってる瀧内さんの紹介で朝からコトトバという朝ラジオに出演した。ざっくり出演枠は「地域に馴染む力とは」な内容だったんだと思う。(ノーテーマで話した)

僕は人と喋る中で自分の思考が整理され、アップデートされるタイプ。自らの発言も踏まえ、イベントで得たヒントをまとめた。まちづくりや生き方を考える中で誰かのヒントになれば幸いです。

本編はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=gIeXAHwEfn0&fbclid

「地域に馴染む力」とは、「文脈を読む力」

MCのエリーさんも「街道説」を唱えてましたが、それぞれの地域には文化があり、文脈がある。自分のやりたいことだけを前に出すのではなく、地域に流れる文脈を捉え、その文脈に自分のやりたいことを乗っけていくと、コミュニティに馴染めるのだと思う。

僕は原体験として、アメリカから帰国して通った中学ですぐにいじめられた。自己主張が強すぎたのだろうと思う。ただ、そこから自我は殺すのではなく、文脈の中に乗っけていくのがコミュニティにも馴染み、自己実現に繋がる。

地域プロデューサーの役割は「地域の土をアップデート」すること

僕は雑談や対話をとても大切にする。そこにそれぞれの価値観、課題感、困りごと、誇りが滲み出てくる。

いわばそれは、根だと思う。

どんなに素晴らしい根、それは中に住んでいる人も、外からくる移住者であっても、土が越えてなければ根は土に付かないし、伸びていかない。

地域の衰退とはきっと、実が枯れたのではなく、土の養分がなくなっているんだと思う。だから、地域をおこす役割の僕は、「地域の土をアップデート」することだと、思ってきた。

よい土壌が作れれば、どんな種でも芽がでるはずだ。

テーマ型コミュニティと地域型コミュニティ

コミュニティという言葉が世の中に飛び交っていて、「コミュニティづくりを仕事にしたい」という人も増えている流れに、ちょっと違和感を持っていた。それは「コミュニティ」という言葉がふんわりしすぎているから。

地域にコミュニティはある。でもその形成に「マネージャー」はいなかったし、「コミュニティをつくろう」という目的で作って生まれたケースはあまりないと思ってたから

でも、瀧内さんが分類を作ってくれた、とても腑に落ちた。

-テーマ型コミュニティ-同じ価値観の人で集まって活動するコミュニティ
-地域型コミュニティ-同じ地域の中で、多様な価値観を大切にしあいながら育むコミュニティ

僕がやりたいのは後者のコミュニティ。こっちは自然発生的に生まれるもの。でも部活動的な考え方でいば、テーマ型コミュニティが実在してきたのは確か。

2つのコミュニティで求められる役割も力も違うから、コミュニティをやりたいという人に出会ったら、どっちの分類に興味あるのかを、まずは聞いてみようと思う。


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