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仕入れ力

白はまぐり。
最近よく飲食店で使っているお店も増えて来たが、
ホンビノス貝と呼ばれる外来種の貝だ。

はまぐり程ではないが、ものすごく良い香りの出汁が取れるし、身もぷりっとした食感で美味しい。
この貝を、僕は千葉の漁師さんから直送で仕入れている。
普段配達を頼んでいる魚屋さんより半額以下の値段で仕入れることができている。

飲食店では、他店と差別化できる仕入れができるかどうかも大きな鍵である。
基本的には商社でまとめて仕入れるのが合理的だが、看板商品や人気商品にするには、独自性がありある程度のコスパを感じさせることができ、その上で利率もしっかり取れることが必要だと思う。

昨今は、小売店も飲食店の仕入れもほとんど金額が変わらないどころか、小売店がかなり安くなって来ているため、
飲食店のメニューのコスパをあまりよくなく感じさせてしまいがちだ。

だからこそ、消費者がなかなか手にいれられない食材を手に入れ、
家庭で食べられないメニューを提供することがより求められる時代になって来た。

全部の食材にこだわりすぎると、仕入れ業務や管理業務が煩雑になってしまうため、こだわるべきところをしっかりこだわり、ブランドイメージを形成して行くことがこのコロナ渦の中を生き抜くために求められそうだ。

本日もお越しいただきありがとうございます。
また明日お待ちしております。

2020.07.05 Issey Shibata


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