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歴史という大きな流れの中で自分を俯瞰してみることが読書の楽しみのひとつ

セミナーや講演会などで「本をどうやって見つけているんですか?」という質問を受けることがあります。その時に答えているのは
① 過去:興味がある分野の歴史に関わるものや古典
② 現在:その分野のトレンドを掴んでいるもの

大きくいうとこのような時間軸で、本探しをしていると答えています。

コロナになってから外出・外食などが減ったこともあり、読書量はさらに増えました。中でも今までだとちょっと読みにくいと敬遠していた歴史関係の本を多く読むようになり、そうすると「人間は自分たちが思うほど進化も進歩もしていない」ことに気がつき、未来への予測(仮説)みたいなものを立てることができます。

著者の方からいえば、それが「歴史思考」なんでしょうね。知りませんでしたが・・すごく人気のあるCOTEN RADIOというメディアを主催されている方の著書。しかも福岡在住なんですね。(メンバーの方をみると、いちど商工会議所のセミナーで一緒に講師をさせてもらった方も参画されてました。)

教養を養うべき理由を

現代は価値感が多様で、しかもコロコロとすばやく変化していく
昔はある価値を信じて入れば数百年安泰だった
ならば、現代に生きる私たちは特定の価値に依存しないほうが楽なのではないか
価値感が唯一絶対だと思い込まず、ほかの価値感も認めておくことののほうが
人生を楽に生きられる

と解釈されていたのは、共感を覚えました。自分としてはデザイナーが「共感」という言葉を使うならば、やはりそこにはデザイン以外の教養がないと、実現は難しいとまで考えています。あとは役立つから教養を・・という文脈もよりも、自分が興味あることを深掘りしていくことで教養を身につけることのほうが、いいんじゃないかなとも考えています。

世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考(深井龍之介、2022年、ダイヤモンド社)

【本日の朝食】

本日の朝食はキウイ•アスパラ•葡萄のサラダ、スパニッシュオムレツにて。

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