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戦略学者による戦略ビジネス論:ルールというバイアスを壊してみる

ビジネス戦略というように、ビジネスにおいて戦争はよくメタファーで使われる言葉ですが、真っ向から戦略論を研究している方が書いたこの本は、かなり面白かったです。

自分的にツボだったのは、これまで長らくモヤモヤとしていたトピックである

○ なぜブランディングにおいてなぜキリスト教ベースのカルチャーの国は、消費者に購買を促すレベルではなく、もっと深層心理までコントロールしようとするのか○ 日本はなぜ技術のようなまず目の前にあることに集中しすぎるのか
○ 流通をおさえることがなぜビジネス成功のための大事なポイントなのか
○ なぜGAFAやBATHのような企業が日本に生まれないのか
○ 戦略とは数値化して見せるべきなのか、それとも極秘に組み立てていくべきなのか

これらのことについての、ひとつの見解を一気に自分の中でまとめることが出来たことです。

時々こういう言語化できなかったモヤモヤを、一気に言葉にしてくれる本があるから読書は止められません。Amazonではかなり賛否わかれている理由もなんとなくこの本の文体や、あとはやや抽象度が高い箇所があるためだと思いますので、自分にはちょっとした宝物を掘り当てたくらいの出会いがあった良書でした。

世界を変えたいなら一度武器を捨ててしまおう(奥山真司、2012年、フォレスト出版)

【本日の朝食】

エビ•アボカドバーガーとヨーグルトにて

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