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僕がドクターカフェを開きたい理由

マスクを顎にひっかけたまま,マスクを探してしまうことが一度や二度とではない,軽度認知症疑いのあるトミーです.

今回は僕が数年前から夢として思い描いているドクターカフェについて書きたいと思います.

外来診療をして気づいたこと

普段は腎臓内科として外来診療を行なっていますが,一括りに腎臓内科といっても,腎臓だけの病気の患者さんってほとんどいません.

高血圧や糖尿病や動脈硬化など,様々な病気を合併している患者さんがほとんどです.なんだったら専門家でありながら総合的に患者さんを診れるのが魅力的だと思い,腎臓内科を選んだ節があります.

そんな診療の中で,もっと早期に,かつこまめに病院に通っていたら癌などの病気が見つかっていたり,早期治療で病気が治ったかもしれない患者さんが少なからずいます.

病院嫌いの人は一定数いるように感じていて,そこはエリート街道まっしぐらなドクター風に「病院に来ないから病気の発見が遅れたし,来ない患者さんが悪い!自己責任だ!!」とリスクヘッジを取りながら一刀両断するのは非常に簡単です.しかし,そんな簡単な道を選ぶのではなく,病院嫌いの人達の病気をいかに見つけ出すか,がこれからの課題だと考えるようになりました(名付けて,"おせっか医").

市民の健康意識を高める活動として,ショッピングモールなどで健康相談イベントなどが開催されることがあります.道行く人達に「お気軽にご相談下さい」と呼びかけたりしますが,ブースのテーブルに座っている白衣ドクターの前に足を運んだり,そこで気軽に相談するのは難しいのかなと思ったりします.そこで相談に向かえる人はまだいい方だと思うし,筋金入りの病院嫌いの人は見向きもしない現状があるんじゃないかと思います(なんかここまで書くと,病院嫌いの頑固なおじいちゃんの姿がありありと目に浮かんでいます).

そうどこまでいっても,白衣ドクターの前では医師患者関係という大きな壁が崩せないような気がして,そのような垣根が病院嫌いの患者さんを創り出してるような気にさえなりました.

もちろんそのような草の根レベルの活動はかなりの効果があり素晴らしい活動だとは思いますが,こちらがどれ程頑張っても病院嫌いな患者さんの一歩を進めるのが難しい状況は変わらないのではないかと思います.

ドクターカフェ

そこで思いついたのが,「もう白衣を脱いで,フランクに医療相談できる場を作っちゃおう」です.

いわゆる「健康サロン」みたいな地域のお年寄りの交流の場はありますが,医者がそこにいて気軽に相談できる場所ってなかなかないし,そんなふらっといける喫茶店みたいな所があれば,病院嫌いの人もコーヒーを飲みにきたついでに医療相談,とかしやすいのかなぁと思ったりします.

Tシャツ姿のドクターとコーヒーを飲みながら,「こないだ健診でこんな数値が出たけどどうかな?」とか「こんな症状あった時は病院に行った方がいいか」など,病院に行くまでではないけど,聞きたいことや悩み事を何でも気軽に聴ける場所になればいいかなぁと思っています.

ドクターカフェには栄養士さんや看護師さんや理学療法士さんやメンタルケアのできる職種の方もいて,例えば月曜は栄養士,火曜は看護師,というように,曜日毎に様々な職種の人が時にはコーヒーを淹れたりしていて,「相談したい職種の人がいる曜日にコーヒーを飲みにくる」といった使い方もできると思います.

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(これは世界で一番スコーンやモンブランなどのお菓子が美味しいcafe KaimanaLio店内です)

そんなこんなで,健康に暮らせる人が1人でも増えるように,地域の担い手となれるようなドクターカフェの開設に向けて,これからもがむしゃらに頑張っていきたいと思います.

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