自立しつつ、頼りつつ
世界の共産主義化が進んでいるなんて話、最近、肌感覚として実感している人も多いのではないでしょうか。
そうでもない?
めいこさんは、今の自由主義、資本主義経済の問題点を指摘しています。
こんなかたちで、そもそも私たちは自由主義、資本主義経済のなかには生きていないと話されています。
経済学的に細かいことをいうと「外部性」とか「公共財」とか、そういう話もあるので、一見、めいこさんの話は暴論にも聞こえます。しかし、今の社会をみていると、めいこさんの指摘は、的を射ているのではないかと思えてなりません。
まともな営業をしなくても、政府からの協力金や助成金で、生きながらえるようになった企業は、その後、どうなっていくでしょうか?
上記のものは、たまたま外食産業に関するものですが、雇用調整助成金などで、何とかなっている企業はかなり多いと思います。
政府から給付されるお金で、企業が存続できるようなかたちになれば、もはや企業は自立できる存在ではなくなり、事実上、国が企業の命運を握るかたちになるわけです。当然、そんな社会は、自由主義経済ではなくなり、社会主義化・共産主義化が進むことになります。
もはや、陰謀論でもなんもなく、経済の流れがそのように変化しているのです。呑気にしてられません。
ただ、そんな感じで、世の中が社会主義化・共産主義化していくとして、そんなのを横目に、自分たちの足できちんと立っていけるようにしていれば、そんなにビビることもありません。
そんななかでの農作業レポートです。
今回、まずご紹介したいのは、ずっとビニールハウスのなかにいた、この白菜さんです。
この白菜さん、もう去年の秋くらいから、ずっとビニールハウスにいらっしゃいます。
白菜というと、ラグビーボールのようなかたちをイメージしますが、放っておくと、こんな感じで広がっていくようです。
写真左側のは、途中でダメになって、腐ってしまっています。バリバリと開いてみると、そういう臭いがしてきました。
しかし、右側の方は、まだまだ元気に生長を続けています。
先端の方には、花のつぼみができかけています。こちらの白菜は固定種なので、タネが取れれば、そのタネからさらに白菜を作ることができるようになります。今は、採種のために育てている状態です。
こちらの採種については、また機会があれば、レポートしたいと思います。
そして、この日の私のミッションは、肥料づくりのための資材調達です。
今回、ホームセンターで仕入れたのが、こちらの有機石灰と菜種油粕です。それぞれ40kg購入しました。これに魚粉や米ぬかを混ぜて、肥料を作るのだそうです。
この日は、材料を調達しただけですが、これを保管する場所も大変です。普通に考えたら、なかなか場所がありません。
今回、私の場合は、農園の方にご協力いただき、ビニールハウスの隅っこに場所を貸していただきました(「種まき培土」も買いました)。
割と地味な話ですが、こういう資材を保管する場所をどうするかも、自分一人でやろうとしたら、結構、真剣に悩むところだと思います。
農業を始める際は、こうした資材を保管できる屋根付きの場所も考えておかないといけません。誰かと一緒にできるのであれば、共同で使える場所を確保するのがよさそうです。
農業というのは、つくづくみんなで協力し合いながらやれるといいものだと感じます。
もちろん、まずは一人でやろうという意思が大切です。他人任せで、いいわけがありません。
しかし、どんなに頑張ってやろうとしても、一人ではどうしようもないことはありますし、一人でやるよりも、力を合わせた方が遥かに楽だし、できることの幅も広がります。
とくに農業というのは、そういうコミュニティーの力が大切なのではないかと思うのです。
私自身、みんなで集まって行動するのは得意ではありません。友達をたくさん作って、そんなたくさんの友達と繋がってワイワイやるというのも、多分、苦手な方です。
けれども最近、一緒になって、同じ方向を向いていられる人がいることに、とても感謝していますし、心強さも感じています。いろいろできそうな気もしています。
そんな感じで、ちょっとでもこんな方向性で生きてみたいという方がいらしたら、気張りすぎずに楽しく進めていける仲間を作っていかれることをお薦めします。何でもできる気がしてきますよ(笑)。
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