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落ちてるときほど高く飛ぶ

神社の拝殿で参拝をしていたとき、横に中年男性がやってきて、突然、大声を出し始めました

「千葉県●●市●●から来ました、▲▲です。どうか宝くじを当てさせてください!

結構、真剣な物の言いでした。「おいおい」と思いながらも、その真剣な様子に若干圧倒され、「どうした?」みたいにも感じました。

まぁ、それぞれ事情があるでしょうから、何ともいえません。ただ、神様というのは、いろんな人から、さまざまなお願い事を聞かされて、大変だろうなぁとは思います。さておき、その男性は、きっとお金が欲しくて欲しくてたまらないということなのでしょう。

ところで、今の時代は大変です。人によっては、まさに世界大戦中という認識をしているくらいです。私も、そう思います。これまでの人類史上にはないほど、とんでもないことが起こっているといえます。

大げさ?

はい、大げさかもしれません。人それぞれの見方なので、そうでないという人もいて当然です。

でも例えば、最近の物価高は、前から予見されていました。そして、今の物価高なんて、まだ序の口の「序」にもきていないくらいのものだと思っています。本番は、まだまだこれからでしょう。

安全保障の問題にしたって、食料の問題にしたって、回転寿司のイタズラにしたって・・・メディアが騒ぐときというのは、きちんとある特定の目的に向かって社会を誘導させているとみることができます。

その仮説にしたがって、今の物価高をみていけば、早晩、物価高は制御不能なレベルにまで達していく可能性だってあります。ハイパーインフレというやつです。

とても困ります。100万円払ったって、おコメを買うことができないとか、そういうことを意味します。

しかし、私たち以上に大変なのは、お金持ちたちです。ハイパーインフレになってしまうということは、簡単にいえば、お金の価値が暴落するということです。

ドイツ・フランクフルトにあるドイツ連邦銀行(中央銀行)の貨幣博物館には、1923年のドイツを襲ったハイパーインフレを説明するコーナーが設けられている。
札束をたこや積み木のようにして遊ぶ子どもたちの写真、ストーブで燃やすために積み上げられた2兆マルク札の束。
壁には、1920年に3.9マルクだったタマゴ10個の値段が1923年には3兆マルクへと垂直に立ち上がる折れ線グラフが掲げられていた。

GLOBE+
「ドイツに禍根残したハイパーインフレの恐怖 卵の値段1兆倍、札束が子どものおもちゃに」
2022年12月22日より引用

過去、ドイツが経験したハイパーインフレでは、通貨の価値が1兆分の1になったといいます。

そうなると、たっくさんのお金を持っていた人たちは、その分、大損をこくことになります。例えば、宝くじに当たって、大金持ちになったとしても、その大金が、今の感覚でいったら1円にもならないとか、そういうことになるわけです。

大変?そう、大変です(笑)

でも、逆に言えば、そんなにお金を持っていない人からしたら、大きなチャンスでもあります。なぜなら、ハイパーインフレで被る損害が、大金持ちに比べて、圧倒的に少なくて済むからです。持ち金が少なければ少ないほど、損害は少なく済みます。

それだけではありません。次を見据えて、新しい軸にあわせたかたちで、資産形成をしていくことができたら、むしろ大逆転のチャンスだって生まれてきます。つまり、この大変な時代は、大きなチャンスがゴロゴロ転がっているともいえるのです。

例えば、資産に対するひとつの考え方として、金(ゴールド)をどのように捉えるかとポイントがありえます。

もちろん、それはひとつの考え方に過ぎません

とくに金(ゴールド)については、その特殊性から、支払調書制度のような厄介な手続きや税制が定められていたり、かつてアメリカでは金保有が禁止されるといった歴史があったりします。

1933年、金融恐慌を期にルーズベルト大統領は大統領命令6102号を発令し、アメリカ市民に対し保有する金を平価(1オンス=20.67ドル)で強制的に搬出させ、市民の金保有を禁じた。これは、当時金本位制の下で紙幣が金保有高に制限されてしまうため、インフレ政策が取れなかったための措置であった

ウィキペディア
「金本位制」より引用

したがって、「資産を金(ゴールド)に換えておくべきだ!」などと断言するつもりもないです。正直、どうなるか分かりません

しかし、ハイパーインフレなんてことを想定した場合、いろんな情報に触れたうえで、頭を巡らせておくと、大逆転が叶うかもしれないということです。

神社で「宝くじが当たりますように!」とお願いするのも結構です。でも、もっともっと世界を見渡してみることの方が大事かもしれません。

もちろん、金(ゴールド)じゃなくても構いません。上掲記事にあるドイツの例でいえば、タマゴ10個で3兆マルクだといいます。ピンときますよね。

まずは自立した生活を送れるようにすることです。あるいは、自分の生産活動を複雑なサプライチェーンのなかの一歯車としておくのではなく、直接、目の前で展開できるものに変えていくことです。

「農業をする理由」より引用

通貨制度などというものが、未来永劫、存続するなどと信じるわけにはいきません。そうだとしたら、いかに「現物」を生産し、保有することができるかということが重要になってくるのは、言うまでもありません。


変化がない世界においては、何のチャンスも生まれません。変化がないのですから、大逆転だって起こりづらい状態だと言えます。

しかし今、良くも悪くもとてつもない変化が起きようとしているのです。これが見えている人たちは、大いにチャンスとして捉えた方がいいと思います。

「ヒドイー!」、「とんでもない、許せないっ!」、「外道め、ふざけるな!」・・・こんなことを言うために時間を費やすのはもったいないです。

落ちてるときほど 高く飛ぶ ぶんぶん♪

ピンチ???うそー、ホントです?

目の前のチャンスに目を向けてみましょう。そして、それをガッツリ捉えて、自分たちが生きやすい世界にしていきましょう。ピンチだからこそ、高く飛べちゃいますよ。


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