食糧危機こないといいけどね
食糧問題、私の記事でも何度か取り上げさせてもらっています。食糧に関しては、私なりに危機感を覚えたので、今年から田んぼと畑を借りて、せっせとおコメと野菜を作れるように修行をしているところです。
ところで、そうした食糧問題を取り扱うことに対しては、冷ややかに見る向きもあります。
私は、Youtuberではありませんが、そうした動画が流行るのは、端的に言うと、分かりやすい「炎上商法」だとのことです。
こちらのチャンネルでは、以前にも、食糧問題を気にする必要はないということで動画をアップされていました。それについては、過去、私の記事でもご紹介させていただいております。
私自身、農業の専門ではない・・・どころかド素人なので、既に農業をやられているプロの方々のお考えについては、謙虚に受け止め、それについて真剣に考えるべきだと思っています。
そして仮に、私が危機感を抱いているような食糧危機が起こらないというのであれば、それはそれで大変結構なことです。食糧危機が起こらなかったら、結果、私が少し農業に詳しくなって、少々(かなり?)大きめの家庭菜園をしているという事実が残るくらいのものです。
でも、やはりそうでもない感じでしょうか?その動画から、半年経って、少しトーンが変わってきているようにも感じます。
肥料などの農業資材が高騰しており、非常に厳しい状況になりつつあるといいます。私も、そしてきっと食糧危機の動画を作っていたYoutuberの方々も、まさにそういうことを心配していたのだと思うのです。
この問題は、ただ「成り行き上そうなった」わけではなく、いろんな視点から世界を眺めてみたとき、構造的な問題として、十分に予見しうることでした。当然、安易に「炎上商法」などと切り捨てられる類のものではないと考えます。
※このチャンネルでは、「食糧不足→作物価値が上がる→農家が儲かる→農家が増える→食糧増産→食糧危機にならない」という論理構成でした。そして、そのなかで力のない小規模農家が消え、大規模な生産性の高い農家が残るというロジックだったと思います。しかし、そんなことでは収まらないのでは?という疑問があったわけです。
そして、ついに打つ手がなくなってきたので、「精神論だけど、頑張ろう!」みたいになっています。
このチャンネルの方は、農業については非常に深い知識があり、またそれを商売として成り立たせるためのノウハウについても、かなりの自信があったように見受けられます。それは、過去の動画リストをみると感じられることです。いわば、この分野における「成功者」なのではないかと思うのです。
しかし、だからこそ、時代の変革期にあって、これからの世界を見誤っている可能性があることは否定できません。つまり、過去の成功体験が、これから起こるであろう、未知の課題への解決を難しくしている(見えなくしている)ということです。
そう考えたら、もしかしたら今まで成功していない人たちの方が、いろんな意味で、有利なのかもしれません。
何を成功とするかは人それぞれです。ただ、少なくとも「自分は成功した」などとあぐらをかいている暇はないということだと思います。
例えば、世界がこんな状況になっているときに、「自分は成功した」などとあぐらをかいていられるでしょうか。
農業に限りません。業界に関係なく、それぞれビジネスに関わっている方、これまでの価値基準のなかで、自分なりに「成功した」と思っている人がいるとして、それが故に、これからの世界のあり様を見失う可能性があるという点、慎重に考えていく必要があります。
いずれにしても、食糧危機が起ころうが起こるまいが、私たちの生活が振り回されないように備えたいものです。
以下、蛇足です。
「自分は成功した」と思っている人の限界について、まとめていたので、この記事は、一瞬、いい線行っているようにみえました。
でも、よく読んでみると「???」だらけです(笑)。
社会的に成功していると言われている人たちほど、フェイクニュースや陰謀論にハマっている・・・って、どういうことでしょう。テレビが言っていることをフェイクニュースや陰謀論と言っているのなら理解できますが、どうやらそうでもないらしい・・・なかなかに理解が追いつかない記事でした。
ただ、この部分だけは強く共感します。
「公平」、「客観的」、「中立」なんて、土台無理な話です。そういうものを求めるのは結構ですが、そんなものが手に入るとは思えません。
今のマスメディアの問題は、タブーだらけで、視野が狭い(必要な議論を切り捨てる)という点です。そうである以上、フェイクニュースや陰謀論の罠を張っているのは、ほかでもないテレビをはじめとしたマスメディアの方になります。そういうマスメディアの問題に関する議論を避けて、ありもしない「公平」、「客観的」、「中立」なんどという論点で、本質から向き合わないのは、あまり感心しません。
マスメディアのおかしさについて、例えば、思い付き順でササッと書くと・・・
イベルメクチンを封じ込み、ワクチンゴリ押しの言論を信じることなんてできません。
元首相の暗殺事件について、あの距離で散弾銃を打って、本人にだけ弾が当たり、それが致命傷になったという報道を信じることができません。
こんな写真をみせられて、ここに突っ込んだのが旅客機だなんてことを信じることはできません。
まぁ、蛇足として始めた話なので、深掘りするつもりもないですが、「公平」、「客観的」、「中立」なんてあるわけないじゃんってのは、百も承知だぜってことです。
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