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ぶさいくな畔塗り

先日、田植機を購入しました。

これまで、ほとんど気にしたことはありませんが、よく見てみると、もうあちこちの田んぼに水が張られ、苗が植わってきています。そう、田植えのシーズンなのです。

私が借りている田んぼでも、いよいよ準備が始まりました

この日、農業リーダー・軍曹殿が、私が借りている田んぼにトラクターを入れてくださいました。

田植をする前に行う「あら代」という作業です。

暖かくなってきて、田んぼには雑草が生え始めていましたが、ここに水を入れて、トラクターで掘り起こすのです。

さすがトラクターです。こんなのを鍬でやっていたら、どれだけの時間がかかるか分かりません。

けど、トラクターでやったら、あっという間です。

こりゃ、あら代はすぐ終わるなぁ・・・などと思っていたら、そんなに甘いものでもないみたいです。

一通り、トラクターをかけたのですが、どうも全然水が入らないところが出てきてしまったのです。

元々、田んぼに入っている水が少なめではあるものの、それでもちょっと、この状態はマズイようです。

ということで、軍曹殿が、ここにを削りにかかります

私は、傍で見ているだけなので、トラクターでどのような操作をすれば、この部分を削れるのかよく分かりませんが、軍曹殿にご尽力いただいた結果、無事、ここにも水が入るようになりました

これで一応、田んぼ全体に水が入った状態になりました。

あら代が終わって、すぐに行ったのが「畔塗り」という作業です。

田んぼに水を入れる前に「畔切り」という作業をしましたが、あれの逆をする感じです。

畔切りでは、昨シーズンの畔塗りで、畔に盛った土を部分を削ぎ落しました。今度は逆に、畔に土を盛っていくわけです。

その目的はというと、田んぼから水が抜けないように、畔の防水機能を高めるためだそうです。

畦(あぜ)塗りは、田んぼを取り囲んでいる土の壁に田んぼの土を塗り付けて、割れ目や穴を塞ぎ防水加工をすることです。モグラやケラが開けた穴から水が漏れるのも防ぎます。水が漏れると、水の管理が困難になるだけではなく、除草剤や肥料の効果も低下します。

クボタのたんぼ
「田んぼの防水作業「畦(あぜ)塗り」」より引用

ということで、早速、軍曹殿にお手本をみせていただきました。田んぼの中から土をすくって、畔に盛っていきます

盛ったら、そこで壁にするような感じで塗っていくのです。

よし、理解!・・・竹内出陣っ!!!

しかし、鍬を持って、勇んで田んぼに入ろうとしたら、軍曹殿からのストップ!

どうやら武器が違ったようです。いかん、いかん・・・。

なんだこれ?!

聞いてみたら、「じょれん」というそうです。
※現場では、「じょうれん」に聞こえたので、「じょうれん」で検索してみたのですが出てこず、「じょれん」だったことを知りました。

で、田んぼに入ります。

ぬぷぅぅぅ

何ともいえない感触です。幼稚園時代に、何度か田んぼの体験をしたことがありましたが、それ以来かな?!

どこまでも入っていってしまいそうで、長靴の縁が心配になります。当方、もう幼稚園児ではないので、泥んこになって、戯れるわけにもいきません。

体勢を崩したりしながら、「うぉ~」とか、「うぎゃー」とか言いながら、私が塗り上げた畔がこちら・・・。

自分で言うのもなんですが、イケてない・・・

一方、軍曹殿が仕上げた畔塗りがコチラです。

まるで別物(笑)!こうも違うものか!?

いや、軍曹殿は自衛隊出身でもあるわけで、災害復興作業とか・・・ね?もうプロみたいなもんなんですから、そこは比較しちゃったら、初心者・竹内が可哀そうなのです。

といことで、そっとしておいてください


これで田植前の準備作業である「あら代」、「畔塗り」は、何となく進みました。

私が借りた田んぼは、あともう一枚あるので、近々、そちらも終えることができれば、田植に向けた作業は、だいぶ終わることになります。

あとは、田植の日の3日前に「本代(ほんじろ)」を行い、田植の最終準備作業を完了させる予定です。

「あの田植機、竹内君が乗るんだよね?頑張ってね

んーと・・・本当に私がやります?畔塗り見ました?大丈夫です?

いろいろと心配になります。


心配は、田植だけではありません。作りすぎてしまった苗も大変です。

一応、富士河口湖農園の方と相談して、こちらは近々、販売していくことになりそうです。

食料危機がくるかどうかは知りませんが、それに備えて(?)、固定種の野菜の苗興味ある方いらっしゃいますかね・・・。

トマト、ピーマン、ナス、キャベツ、レタスあたりが対象になりそうです。何かできそうだったら、noteの方でも、いずれお知らせしてみたいと思います。


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