ガムシャラにいこうぜっ!
私なりに、これからの日本の農業については、危機感を覚えています。農業、頑張らなきゃと思うわけです。
しかし以前、そんな情報発信をしていたら、よく知りもしないくせに陰謀論を振りまくんじゃないとお叱りを受けたことがありました。
どうなんでしょうね。
当時、私もよく分からなかったので、まともな返しはできませんでした。しかし、どちらにしても、「陰謀論」という一言で片づけるのは危険なような気がしてなりません。
日本の農業は、本当に大丈夫なのか?今一度、きちんと考えておくべきだと思うのです。
農林水産省によると、例えば野菜の自給率は、重量ベースで大体80%程度で推移しているとのことです。それなら安心です。
ただ、ここに少し違う視点から、この問題を捉えておく必要性も感じます。
たとえ野菜の自給率が80%だとしても、その野菜を作るための種を海外からの輸入に頼っていたら、事実上の自給率としては、それほど高くないという指摘です。こちらの動画では、国内産の種の割合は10%程度だと言われています。
しかし以前、お叱りを受けたときは、こんなご指摘をいただきました。
日本の種苗メーカーがいるんだから、海外に種を独占されるなんていうのは、ただの妄想だということのようでした。どういうことなのか、ワケが分かりません。
ということで、少し調べてみました。
すると約10年前、種の自給率に関する新聞報道がありました。
国内大手の種苗会社・サカタのタネは採種の87%を世界19ケ国に外部委託しており、タキイ種苗も80~90%が海外採種だそうです。
そうなると、(この10年間で劇的に国内生産率が上がったとかではない限り)海外種子メーカー云々の話ではなく、結局、国内種苗メーカーが海外からの生産に頼っているわけですから、上掲動画で、ともさんがおっしゃっていることが正しいということになります。
つまり、日本の種の自給状況は深刻な状況であり、種から考えたときの自給率というのは、極めて低いと考えるのが妥当だということです。
うーん・・・陰謀論だかなんだか知りませんが、単純に食料安全保障という観点からみて、非常に危険な状態にあるというのは、否定しえないのではないでしょうか。
ということで、やっぱりアクセルを緩めるわけにはいきません。自家採種をしながら、農作物を作り続けられるような仕組みを構築していく必要性を強く感じました。
少し話は変わりますが、今、中国も食料事情が大変なようです。野菜の価格が高騰しているという話も出始めています。
そんななか、妙佛さんがこんな動画を上げてくださいました。
中国という国、私は個人的にあまり良い印象はありません。独裁国家は苦手です。しかし、そんな印象がどうこういう話は横に置いておいて、この国の人たちは本当にすごいです。
道路に土盛って、そこを畑にするんですよ?
「アホなことやってるな」で済ますことができる話かもしれません。
しかし私は、この中国人の「何とかしよう」とする心意気、チャレンジ精神には学ぶべきところがあるように思うのです。いざ危機が迫ってきたとなったら、なりふり構わず、何とかしようとするバイタリティーは、日本人も見習う必要があります。
私たちはまだまだ甘い!!!
ということで、今、河口湖で田畑を借りて、農業を進めようとしていますが、実家の庭を全面的に畑にしようということで調整を始めました。マンションの1階に住んでいる子供たちのところにも、庭は畑にするように提言しました。
さすがに道路に畑を作るわけにはいきませんが、中国人の真剣さを鼻で笑っている余裕はありません。
できることは、全部やるべきだと思います。全力を尽くしてなんぼです。できること、全部やってます?まだ、何かやっていないことがある?
いけません。もっともっとガムシャラにいきましょう。
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