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オープンで健全な議論をいたしましょう

あなたがそう思うのは分かった。私はこう思う

物事の考え方は自由であっていいし、できれば相手の意見を尊重したいものです。可能な限り、そんな感じでいきたいと願っています。しかし、現実問題、なかなかそうもいきません。

こちらの記事で、またもやコメントをいただきました

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「うーん・・・20%の副作用?何のことか、さっぱりわからないや。」

なので、軽くスルーさせていただきました。

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しかし、許してくれません

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「んー?効かない上に副作用が出る?」

こんな短文では、どういうことなのかさっぱり分かりません

ただ、「ますくわーど」さんのご意見は、私の考えとはだいぶ違うようなので、貴重なご意見として、少し調べさせていただきました。ここであらためて、その内容をみていきたいと思います。そして、「ますくわーど」さんには、コメントでこちらの記事をお知らせしておくことにします。

まずは、「ますくわーど」さんが、こんな投稿を引用されていました。

このツイッター投稿で参照されていた記事が、以下のものになります。

何やらイベルメクチンによる治療に関する論文に、盗用や矛盾した記述がみられ、それらが問題だということのようです。ただ、「はて、それがどうしたのだろう?」という印象でした。もちろん、そうした問題があるのかもしれません。しかし、それによってイベルメクチンの有効性を否定できるのか?というところが、よく分かりませんでした。

例えば、その論文の瑕疵によって、イベルメクチンの投与で、インドやメキシコにもたらされた感染者数の劇減疑いが出てくる、ということなら分かります。しかし、とてもではないですが、そのような重大な問題に繋がる内容ではなさそうです。

ちょっと逆の話になってしまうのですが、私としては、むしろここに挙げられるような疑問に対して、「ますくわーど」さんのような方がどのような見解をお持ちなのか、大変興味があります

1.メキシコではイベルメクチンの普及を奨励しているが、その病院はほぼ空っぽだ。イベルメクチンでなければ、なぜこのような奇跡が起きたのであろうか?ここではある1つの病院の話ではなく、メキシコのほぼすべての病院の話をしている。
2.ファリード医師とタイソン医師は、 ヒドロキシクロロキンとイベルメクチンを使って6,000人以上のコービッド患者を治療していて、入院率がゼロに近いのはなぜであろうか?WHOによれば、どちらの薬も事態を悪化させるという
3.ペルー、メキシコ、ジンバブエなどの国での致死率の山と谷は、イベルメクチンの流通と失効に相関している。もし、イベルメクチンの配布や失効がこれらの影響を引き起こしたのではないとしたら、本当の原因は何だったのだろうか?
4.メキシコで発表された20万人以上を対象とした研究では、イベルメクチン治療キットを服用した人の入院件数が52%以上減少した。治療キットが原因でないとしたら、何が原因なのだろうか?
5.国際的な専門家集団が行ったBIRDのシステマティックレビューでは、すべてのデータを検討し、イベルメクチンを導入すべきだと結論づけている。公表されてる文献にも、世界中のプレプリントサーバーにも、この研究の欠陥を指摘する論文はない。それはなぜなのか?
6.イベルメクチンを支持するコーリー博士の包括的なナラティブレビューは、2つの異なるジャーナルでの査読を通過し、イベルメクチンはコービッドのすべての段階で有効と結論づけている。もし彼らの結論に欠陥があるのなら、査読を行った3人の政府高官の科学者は、なぜその論文を受理したのか?
7.ウッタル・プラデーシュ州の保健当局が記録を残している。予防薬としてのイベルメクチンはCOVID-19の感染率と死亡率を下げた政府の発表であり、誰もそれに異議を唱えていない。彼らが間違っていたとしたら、本当の原因は何なのか?
8.ヒル博士はWHOの依頼を受け、イベルメクチンの客観的な調査を行った。彼はイベルメクチンは平均して75%の効果があると結論づけたが、その後、研究スポンサーによって結論が書き直され、より多くの証拠が必要であると推奨することに同意した。ヒル博士に何が起こったのか?なぜ彼は姿を消したのか?
9.もし薬が効かないのであれば、少なくとも1つのDB-RCTにおいて、非常に統計的に有意な用量反応関係があったことをどう説明するのか?ある研究で(p = 0.0066) とp値が非常に低く、誰も「運が良かった」とは言えない。薬が何も作用しないのなら、なぜ低いp値が出るのだろうか?
10.もし薬が効かないのであれば、なぜリアルワールドでその薬を処方した医師は皆、入院率の低下を報告するのだろうか? 世界中のどこかでイベルメクチンを処方し始めた医師が、その医師の入院率が下がらないからといって、イベルメクチンを出すのをやめたというケースはあるのだろうか?
11.インドAIMSの科学者たちはイベルメクチンをシステマティック・レビュー(最高レベルの証拠)した。その結果、「イベルメクチンを追加することで、通常の治療と比較して有意な臨床的改善が得られた」
WHOの見解を正当化するような、反対の結果を示す質の高いエビデンスはどこにあるのだろうか?

全てでなくても結構なのですが、上記のような内容について、どのような見方をされるのかは、是非、伺いたいところです。頭ごなしに否定されるだけなのか、何かしら論拠をもって否定できるものなのか、非常に関心があります

そして、もうひとつ。「ますくわーど」さんの投稿を辿ってみると、イベルメクチンの危険性について、以下のようなものがありました。

こちらで言われてる農水省の報告リンクこちらになります。

たしかにいろいろと書いてはあるのですが、これは所詮、動物用の薬の話なので、実際に人間用イベルメクチンの添付文書情報を見るのが一番よいのではないかと思います。

そして、おそらくこのあたりの記述が、副作用として問題視されているような気がします。

国内で実施された腸管糞線虫症を対象とした臨床試験において、50例中1例(2.0%)に、悪心、嘔吐が各1件、計2件の副作用が認められた。臨床検査値の異常変動は50例中4例(8.0%)に、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、総ビリルビン値上昇、白血球数減少、リンパ球数増加、単球数減少及び血尿が各1件、計7件認められた。
(参考)5)6)7)8)
外国で実施された腸管糞線虫症を対象とした臨床試験において、109例中12例(11.0%)、20件の副作用が認められた。主な副作用は、めまい、そう痒が各3件、下痢、悪心が各2件等であった。

海外での治験で、109例中11例、20件の副作用が認められたと書いてあるので、もしかしたら、「20%の副作用」というのは、これかもしれません。たしかに副作用の報告はあります。

ただ、これがワクチン接種のリスクと比べてどうかという議論が必要です。アメリカのワクチン有害事象報告システム(VAERS)での報告事例を見る限り、とんでもない数(7月4日の記事時点で5,000人超)の死亡者数でした。

この点、新型コロナのワクチンは短期間に大量接種が行われているのだから、しょうがないという反論をみたことがあります。しかし、これは実際に計算してみると、他のワクチンの全接種回数から考えても、今回の新型コロナワクチンの死亡率は、桁2つほど高い数字となっており、その反論が的を射ていないことが分かります。

また、こうした有害事象を訴える人々もいます。

このシリーズも「Vol.49」まで来てしまいました。それだけ、ものすごい数になっているのです。

VAERSの報告件数については、こうした無数の投稿とあわせて考えると辻褄があってきます。即ち、今回のワクチンのリスクは、極めて危険かつ深刻である可能性が高いと考えざるを得ないのです。

「ますくわーど」さんのような方は、こうした無数の投稿をどのように考えるのでしょう?根こそぎデマでしょうか?あるいは勘違い?陰謀論者のネット工作?こういうところも聞きたいです。

さらに、ボッシュ博士が懸念しているようなワクチンの中長期的な危険性を考えたら、とてもではないですが、そのリスクを許容することはできません。少なくとも、そのリスクの度合いが確定するまでは、様子をみるべきです。

現在、多くのワクチン接種者が、1回のワクチン接種で感染力の強いウイルスにさらされていることを考えると、ウイルスに対する努力はさらに無視できなくなってきています。彼らにはまだ最適な機能を獲得していない抗体が備わっているのです。このことが免疫逃避をさらに促進することは説明するまでもないでしょう。基本的には、私たちの最も重要な防御機構に完全に抵抗する超感染性のウイルスに、まもなく直面することになるでしょう。人間の免疫システムに完全に抵抗する超感染性ウイルスに直面する日も近いです。
※「ボッシュ博士の公開レター」より引用

こうしたワクチンのリスクをイベルメクチンのそれよりも低く見積もるとしたら、それはどのような根拠から言えるのでしょう。

今回、イベルメクチンの副作用についても調べてみましたが、私のなかで整理していくと、どう考えてもワクチンの方がリスクが低いという結論にはたどり着きません。「まくすわーど」さんには、是非その点、真剣にお話を伺いたいと思っています。

以上、一旦は私が勝手にそれと思われる根拠をあげて、一方的に検証をさせていただきました。ただ、これはあくまでも「まくすわーど」さんのお考えを推論しながらの議論にすぎませんので、直接、「ますくわーど」さんからご意見を賜れると嬉しいです。


ところで、今回の一件で、私なりには気をつけなければいけないと思うこともありました。

1.条件反射的な投稿に気をつける

今回、「ますくわーど」さんが、どのような意図で、またどのような情報ソースによって、あのような投稿をされたかは分かりません

ただ何となくですが、何かの情報に触れて、条件反射的にコメントをされたのではないのかな、という気がしました。それは、私自身、条件反射的な投稿をしそうになることがあるからです。

既に自分の主張や考えがまとまっていると、入ってきた情報に対して、持っている物差しで、瞬時に判定をしてしまいがちです。そうすると、入ってきた情報を十分に吟味することなく間違った認識に基づいて、情報を発信してしまうことに繋がります。

例えば以前、私がワクチン接種者からスパイクたんぱく質が排出されるという「シェディング」について、興味を寄せていた頃、とあるサイトで「航空会社が、シェディングを理由にワクチン接種者の搭乗を拒否」というニュースに出会いました。

ワクチンパスポートなどが議論されていた時期でもあり、ワクチン接種者のみが飛行機に乗れるといったような話ばかりが出ていたので、そのニュースは、まさにその逆の内容でした。

思わず条件反射で、「こんなことになってる」という投稿をしかけましたが、よくよく見てみると情報ソースがかなり怪しい・・・そして内容も怪しい。自分なりに検証をしてみると、そのニュースの信ぴょう性が疑わしいわけです。結果、それはデマだろうということで、私は投稿をやめました

自分の主義主張はあってよいと思います。しかし、その主義主張にあったものを都合がいいからといって、よく調べないまま、勝手な解釈をしてむやみに他方を否定するようなことは望ましくありません。そこは慎重にありたいものです。

2.丁寧な議論を心がける

相手に何かを伝えたいのであれば、なぜそう思うのかということを含めて、きちんと申し添えなければいけないと思います。「良い!」、「悪い!」、「すべき!」、「すべきじゃない!」だけではダメです。

なぜそうなのか?

とくに相手の意見や主張とぶつかるような話をする場合には、その理由について、より丁寧に伝える必要があるのではないかと思います。それは、通常の実世界でも、多くの人が当たり前のようにしていることではないでしょうか。

匿名だから、インターネットだから、顔が見えないから、そういう心配りをすっ飛ばしていいということにはなりません

また、その丁寧に伝える内容自体は、必ずしも科学的である必要はないと思います。なかには、そうした科学的な議論が苦手な方もいらっしゃるはずです。要は心の問題です。

匿名だから、インターネットだから、顔が見えないからこそ、そういう心配りをしたうえで、丁寧な議論をしたいものです。インターネットの自由で開かれた空間のなか、そのような丁寧な議論ができたら、世の中はもっともっと良くなるのではないかと思います。

今回、私なりにコメントをいただいた「ますくわーど」さんに対して、誠意をもって本記事を書かさせていただきました

もし、「ますくわーど」さんがこの記事に訪れるようなことがありましたら、是非コメント欄にでも、ご意見をいただけると幸いです。
※あ、もちろん、他の方のコメントも大歓迎です(笑)。

せっかくの自由で開かれたインターネットの世界、オープンで健全な議論ができればと思っております


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