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ダイズの脱粒機サイコー!

私が持っている農業機械は、トラクター、田植え機だけではありません。実は、ダイズの脱粒機というのも持ってます。
<(`^´)>エッヘン

自分たちの食べ物は、自分たちでなんとかしないといけないと思った時、真っ先に思いついたのが、お米とダイズでした。

なので、2022年5月、初めての農業機械として、お米作りのための田植え機を購入しました。そして翌月、このダイズの脱粒機というのを購入したのです。

しかし、昨年はダイズの苗をシカに食い荒らされて、ほとんど収穫までたどり着きませんでした。結果として、このとき購入した脱粒機は、まったく出番がなく、畑のなかに置きっぱなしになっていたのです。

かけていたブルーシートも破れてしまい、みるからにボロボロの状態です。

1年半もの間、周囲に生えた草のつるが、機械に絡みついてたりもしていました。

いやぁ・・・コレって動くのかな?そんな状態です。

一方で今年、ダイズは見事に育ちました

うまくいったので、苗を切って、ビニールハウスに干してみました

乾燥したダイズをみてみると、もう立派に収穫できる状態になっています。

豆の色が緑色なのは、品種が「秘伝」という青大豆だからです。ここまできたら、ダイズの豆をとる作業を待つばかりです。

ということは・・・?そうです、脱粒機の出番です。

恐る恐る、ブルーシートを外してみます

思ったよりも、状態はよさそうです。

富士河口湖農園・農業リーダーの軍曹殿曰く、「まず、エンジンオイルを替えた方がいいだろう」ということで、まずはそちらの作業をしていただきました。

部品のあちこちが固着していて、ネジひとつ回すのも一苦労です。しかし、いろいろな道具を組み合わせつつ、エンジンオイルをちょろっと出してみました。すると、エンジンオイルは、思いのほかきれいだったようで、問題なしでした。

それよりも冷却水の方が、足りなくなっているとのことで、そちらの補充をしていただきました。

こういうのをサラッとできるのが軍曹殿です(感謝!)。私一人では、とてもではないですが、こうしたメンテナンスはできません。

そして、いよいよエンジンをかけます

エンジンのかけ方ですが、まずはエンジン右下に格納されているハンドルをエンジンに取り付けます

手元にあるアクセスレバーは、水平くらいにしておきます。これは、機械によってもまちまちだと思いますが、軍曹殿によれば、この機械の場合は、若干ふかし気味の位置にしておくのがよいそうです。

そして、エンジンの左側にあるレバーを上にあげた状態で、ハンドルをグルングルンと回します

エンジンをかけるときに、このレバーを上にあげる

勢いよくハンドルが回っている状態で、この上にあげたレバーを離します。すると、レバーが下にさがると同時に、「ブルルン」という音がします。ここで、うまくいくとエンジンがかかるのですが・・・

かかりましたっ!!!!!!

思ったよりも、かなりすんなりとエンジンがかかってくれました。いやぁ、よかった!!!

エンジンがかかってしまえば、こっちのものです。割とスイスイと脱粒作業が進みます機械の力は偉大です。

機械は、こんな感じで動いています。

■全体の流れ
①動画左上にある投入口に、鞘がついたダイズの木をそのまま入れます
②ダイズの木が砕け、動画右側の吹出口から、軽い枝葉が飛び散ります
③動画右側の穴あきトレイに、飛び散らなかった枝や豆が落ちてきます
④トレイの穴からダイズの豆が落ちます枝はトレイに残ります
⑤トレイから落ちた豆は、下にある螺旋状の軸によって動画手前側に集められます
集められた豆は、動画手前の筒(KUMAGAIと書いてあるところ)のなかにある回転皿によって、上に引き上げられます
⑦引き上げられた豆は、収納袋に落ちてきます

基本的には、これで豆がとれていきます

収納袋のなかを覗いてみると、割と大きめな枝が混入してしまってはいました。ただし、全体の物量を考えてみると、圧倒的なスピードで処理をしてくれるので、大変楽です

機械を動かすときの注意点としては、上記④の部分です。

穴あきトレイの上には、枝と豆が溜まっていきますが、ここに枝が溜まりすぎると、肝心の豆が下に落ちてくれなくなります

その対策として、このトレイは、手動で手前に倒すことができるようになっているため、ある程度、枝が溜まってきたら、これを倒していきます

すると、セットしてあるオレンジ色の受け袋に、溜まっていた枝や豆が放り込まれます。この作業は、機械を動かしている間、適宜、行います。

ただ、これを繰り返していると、すぐにオレンジ色の受け袋もいっぱいになってしまうため、穴あきトレイを倒しながら、受け袋の枝を取り除くようにもします。
受け袋のなかには、豆も入っているので、全作業が終わったら、最後に受け袋から豆を取り出す作業をします

そんなこんなで、ものの1時間程度で、ダイズがどっさり取れました

すばらすぃぃぃ~~~!

混入していた大きめな枝は、手作業で取り除きましたが、ほとんど時間はかかりませんでした。

よくみると、まだ小さなゴミが残っているものの、軍曹殿によれば、これを水に浸けてしまえば、ゴミは浮いてくれるため、それを除去すればいいとのことです。

ということで、今年のダイズ収穫は大成功でした。収穫されたダイズは、どうやら味噌にできるっぽいので、それはお願いしちゃうかも???

なんにせよ、来年は、またこれをもとにさらなる収穫を目指してみますっ!


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