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人斬り半次郎か?畔切り竹内か?
現在、畑では次々と種まきを進めていますが、この日はインゲンを植えることになりました。
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モロッコインゲンという品種です。
種の袋には、ネットを張って栽培する方法が描かれていました。しかし、農業リーダー・軍曹殿によると、支柱を立ててやるといいとのことで、支柱スタイルでやってみることにしました。
たしかに、こういうページをみてみても、たしかに支柱スタイルと、ネットスタイルの2通りがあるようです。
3本の支柱を立てて、互いが支え合うように組み、上の部分を紐で縛ります。
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この縛る作業自体は、それほど難しい作業ではなさそうですが、よくバランスを確認する必要はありそうです。
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きちんと互いが支え合っているような状態でなく、これが一方に負担がかかるように歪んでしまったりしていると、風が強い日などに崩れる可能性があるらしいです。
気をつけましょう。
そして、種がこちら・・・デカいっ!!!
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レタスやシュンギクのような種をみてきたので、このデカさには、正直、ビビりました(笑)。なんかもう・・・ウズラの卵のようにもみえます。
これを支柱の下に穴を開けて、そこに埋めていきます。最近、雨が降り、地面が少し硬くなっていたので、埋める前に鍬でほぐしました。
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今回は、1本の支柱に2個ずつの穴を作り、そこに2個ずつ種を埋めてみました。
結果、種2個×穴2個×支柱3本×4セット=48個の種を蒔いたかたちです。
種を蒔いたら、入念に水やりをします。
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これでモロッコインゲンの種まきは完了です。
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さぁ、どうなることやら・・・楽しみです。
さらにこの日は、軍曹殿に連れられて、ネギ植えをすることになりました。ネギは、とにかくあっちこっちに植わっているので、それらをまとめて移そうというのです。
まずは軽く溝を作って、そこに有機石灰とぼかし肥料を入れます。
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そしたら、そこにネギを並べていきます。
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このネギ、きれいに一本ずつになっていますが、苗として植わっているときは、4~5本が根っこで絡まっていることがあります。それを丁寧にほぐして、1本ずつにして植えていきます。
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一通り並べたら、そこに土をかけて完成です。
![](https://assets.st-note.com/img/1651572402097-FkpKhEa6kD.jpg?width=800)
今、ネギの苗が、ビニールハウスにたくさんあるので、私の畑にも植えてみたい旨、軍曹殿に具申してみました。しかし、軍曹殿曰く、ネギは畑の端っこに植えた方がいいとのことで却下でした。
私の畑、もう既に端っこには、別の作物が植わっているのです。
何故、ネギは端っこがいいかというと、ネギは収穫しないまま、ずっと植えていられる(越冬もする)ので、トラクターを入れたり、他の作物の作業をしたりするとき、邪魔にならないように端っこにある方が便利なのだそうです。
まぁ、そういうことなら、私の畑にはこだわらず、別のところを考えた方がよさそうです。考えてみます。
・・・で、ここからは田んぼの準備です。
いよいよ田んぼに水が入る日付も決まり、それに向けて田んぼの準備を進めることになりました。
この日の田んぼでの作業は、畔切りというものです。畔切りというのは、田んぼの端(畔の部分)を削るものです。
通常、田んぼに水を入れると、田んぼのなかの泥を端(畔の側面)に塗って壁を作る、畔塗りという作業を行います。畔塗りを行うことで、畔側面の割れ目や穴を塞ぎ、水漏れしないようにするのです。
しかし、この畔塗りをしてしまうと、畔が太くなり、稲を植えられる場所が少なくなってしまいます。また、春になって、畔に雑草が生い茂っているので、これらを取り除くことも必要です。
そこで畔切りをして、太くなった畔を削りつつ、雑草なんかを取り除いていくのです。
こちらが畔切りをする前の状態です。右側が田んぼで、中央に雑草が生い茂った畔があります。
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ここに鍬を入れて、畔を削っていくと・・・
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こんな感じになるわけです。見事でしょ!?
ただ、これは結構な重労働です。何度も何度も鍬を振り上げるので、腰も、腕も、指も痛いです。
一応、自分なりにはいろいろ考えます。
1つは、なるべく鍬の自重を使って振り下ろすこと。
基本的には、自分の力を使わずに、鍬が勝手に落ちていく力を利用して、刃が畔に入るようにしていきます。そうすることで、疲労を軽減します。
2つめは、なるべく大きな筋肉を使うこと。
振り下ろした鍬で、雑草を取り除くとき、取り除いた後、さらに鍬を振り上げるとき、こういう一つ一つの動作では、とにかく体の中で大きめな筋肉を使うことを意識します。太ももや背筋を使うのが、一番、疲れないような気がしました。
まぁ、それでも疲れるんですけどね・・・。
ただ、そんなことを意識しながらやっていると、不思議なもので、結構、楽しくもなるのです。次第に慣れてきて、サクサク作業が進んでいるような気になり、いよいよ自分は、畔切り名人にでもなったような錯覚に陥ります。
「ぬぬ???おぬし、不届きにも畔に根を張って、大きな顔をしておるのぅ?わしが何者か知らぬのだな?『畔切り竹内』と言えば、おぬしも知っておろう・・・」
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「ちぇすとぉぉぉ!」
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ということで、「人斬り半次郎」張りで、バッサバッサと畔切りをいたしました。いやぁ・・・「畔切り竹内」は絶好調でした。
ただ、ちょっと調子に乗りすぎて・・・鍬、壊しました。
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柄が「ボキッ」と折れちゃったんです。
人斬りだったら、反撃されてやられてましたねぇ・・・危ない、危ない。
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鍬を失った「畔切り竹内」は、失職することとなり、なす術なく遠くから軍曹殿たちの作業を見守るしかなかったのでした。
こんなのあったら、一瞬で終わるのでしょうが、何でもかんでも機械でやるというわけにもいきません。
まだ、畔切りが終わっていない田んぼが、半分残っています。
なかなかに体が大変なことになっていますが、泣き言はいってられません。「畔切り竹内」、頑張りますっ!
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