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野菜の価値が低すぎる

食料危機については、いろいろな方が、さまざまな情報を発信してくれています。

こちらのそーやんさんの動画をみて、「そうだよなぁ」と思わざるを得ませんでした。

今、肥料の値段もすごい上がってきてるし、原油価格とか、あと資材の値段も上がってきてるんで、農家さん側のコストもすごい上がってきてるんで、さらに異常気象とか、気候変動で安定しないっていうところも含めて、食べ物の値段が上がっていくっていうのはあると思います。
僕からすると、やっと食べ物の価値に価格が追い付いてくるっていうことだというふうに思っています。
野菜を作ったことがある方なら分かると思うですけど、せっかく育てたキャベツ一玉100円じゃ売れねえなっていうふうになるんですよ。

野菜を作るというのは、本当に手間がかかる作業です。何となく想像はしていましたが、野菜を作って、それを売って生計を立てるというのは、とてつもなく大変なことだと思います。

八百屋さんやスーパーで、立派な野菜が100円単位で売られているのをみると、もう本当にワケが分かりません

しかし今、何故、そんなことが可能になっているかと言えば、そーやさんに言わせると、今の農業が資源集約型だからだといいます。そして、その投入される集約資源というのが、海外から不自然に安価に入ってきているものだったりするので、食べ物の値段が異常に安くなってしまっているだけ、という見方を示されています。

うん・・・たしかにそうなのでしょう。この「不自然に安価」というところには、安全性やモラルといった要素が入っているように思います。

現在、そーやさんは、そうした資源集約型の農業を行っておらず、いわゆる「自然農」をされています。ただし、自然農農家ではありません

農家とは栽培した作物を販売することで、生計を立てる人たちです。そーやさんによれば、現在の主流である、いわゆる慣行農法ならいざしらず、自然農で農家を成立させるというのは、非常に困難であり、それがそーやさんが自然農農家を辞めた理由のひとつでもあるそうです。


自然農の生産性の低さについては、かーびーさんも取り上げています。

自然農のデメリットとして、以下の3点が取り上げられています。

1.全体的に大きくならない。
2.大きくなるまでに時間がかかる。
3.旬以外での栽培が難しい。

こちらの動画で取り上げられているブロッコリーでは、慣行農法に比べて、大きさは大体2分の1、大きくなるまでにかかる時間が約2倍ということです。生産性でいえば、4分の1程度になってしまうということになります。

たしかに、これでは商売になりません


しかし私は、今の時点で、自然農で商売をするということを考えなくてもいいように思っています。

これから物価が上がっていくと言われています。何やら、実際にドンパチをする戦争の話まで出てきました。世界情勢が不安定になればなるほど、食料品を含む生活物資の供給には、問題が生じてくる可能性が高まります。そうなれば、食料の入手が難しくなることは、十分に考えられます。

自然農で作物を栽培をするということは、そういう情勢に振り回されることなく、地に足をつけて生きられるようすることに繋がります。けっして売ることまで考えなくても、自分たちが食べるために自然農を実践していくということは、非常に大切なことではないかと思うのです。

まずは自分と周りの人たちのため・・・そして、もしそれ以上獲れたら、売ることを考えてもいい?くらいな感じです。

・・・てことで、私の方は、先日来、進めている温床作りをしてまいりました。

前回同様、落ち葉や米ぬかを入れて、そこに水を注ぎながら、踏み込んでいきます。

今回は、ちょっと固まっていた米ぬかがあったので、それを水に漬けて、柔らかくしたものを一緒に投入しました。

するとまぁ、こんな感じになります。

けど、これを踏み込むだけだと、イマイチ、きちんと混ざり合った感じになりません

というわけで、思いっきり混ぜ合わせてやろうということで、手を突っ込んで、グチャグチャ始めてみました。

この日の私のメイン作業は、コレになりました。ほんっとに大変・・・。けど、この作業をしている間は、スマホも一切いじれないので、写真は一枚もなしです。

作業終わった後のグローブがこんな感じです。

防水のゴム手袋だったらよかったんですが、そういうのじゃなかったので、もう中までグッチャグチャになってしまいました。指も、相当痛いです。

しかし、おかげで、とても良い感じに混ざり合ってくれた気がします。

この混ざり合い方だと、なんかこう・・・発酵してくれそうな予感がしてきます。

とりあえず、もうしばらく様子を見て、発酵が進んで温度が上がってきたら、苗作りを始める予定です。うまくいくかなぁ~~~。


何にしても、こんなに手間暇かけているんですから、そりゃ簡単には売れません。でもま、今すぐに生業にならなくてもいいんじゃないですかね。

かーびーさんも言っていますが、自然農のよいところは、比較的、ほったらかしでもできるというところです。ガッツリ農家を目指すという感じではなく、何か別の仕事をしながらでも、できそうなところがポイントです。

そんなわけで、とにかくできるところからやってみることが大切です。やっていれば、そのうち野菜の値段が上がってくるかもしれません。今の野菜の安さは異常かもしれないのです。そうなったら、食料危機で振り回されるどころか、新しいチャンスが巡ってくるかもしれません。

まぁ、変な皮算用は無用ですが、とにかくやっていれば、悪いことはない気がするのであります。


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