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あらためて考えたい気候変動問題

少し気になっていることがあります。今、世の中は新型コロナウイルス一色です。毎日の感染者数、変異株がどうなった、ワクチンの供給は足りるのか・・・。これらが大変大きな関心事になっています。目下の課題として、これは非常に重要な問題なので、それはそれで仕方のないことだと思います。

ところで、このウイルスの問題がひと段落したら、次は気候変動だという話がありました。2021年4月、ジェームス・オキーフ率いるプロジェクトベリタスが、CNNのテクニカルディレクターであるチェスター氏に対して行った潜入取材の内容を公表しました。

チェスターはさらに、『COVID-19』の報道は近いうちに終了するだろうと語った。さらに、CNNはすでに気候変動の恐怖を押し広めるための報道にシフトする準備をしていると付け加えた。

"COVID疲れ "というものがあると思うんだ。だから、何か新しい話が出てくると、彼ら(CNN)はそれに乗っかってしまうんだ。彼らはすでに私たちのオフィスで、一般の人々が受け入れるようになったら、主に気候変動に焦点を当てるようになる」とチェスターは語った。

チェスター「それは我々(CNN)の焦点になるだろう。我々の焦点がトランプを退陣させることだったようにね。それを言わずに、そういうことだったんですよね?だから、私たちの次のことは、気候変動の啓発になるだろう。」

ベリタスジャーナリスト「それはどのようなものですか?」

チェスター「わからないよ。よくわからないんだ。氷の減少や天候の温暖化経済への影響などのビデオを絶えず映し出すような気がするんだけど...」
※Project Veritas「PART 1: CNN Director ADMITS Network Engaged in ‘Propaganda’ to Remove Trump from Presidency … ‘Our Focus Was to Get Trump Out of Office’ … ‘I Came to CNN Because I Wanted to Be a Part of That」2021年4月13日より引用(機械翻訳)

この気候変動問題で、どのように煽ってくるのかは分かりませんが、この問題はなかなか実態が掴みづらく、真実を知るのことが難しいテーマなのではないかとも思います。

この話は掘り始めたらキリがないです。一旦、今日のところは危機パトロールさんの動画だけ、さらりと見ておきます。

この事件は地球温暖化論者の信頼を大きく失墜した事件である。それはウォーターゲート事件のようにクライメートゲートと呼ばれた事件である。主要宣伝機関はこの事件を隠し続けており、またさらにCNNは煽りを入れようとしている。
これは2009年の話だ。これはイギリスにあるイーストアングリア大学の気候研究ユニットがクラッキングされ、何千ものメールと気候変動に関するファイルが流出した件である。1000以上の電子メール、2000もの文書、そして気候変動研究所関連のコメントつきのソースコードが流出したのである。データ量は160MBである。
エベルはこの電子メール流出問題をこう語る。地球温暖化は根本的な対応が必要な危機であると世界を騙して信じさせることに専念する組織化された陰謀であることを明らかにした。
またエベルだけではなく、多くの学者が地球温暖化は人為的なものであるとするための国際的陰謀の証拠が明らかになったという。
地球温暖化はアメリカ人にこれまでに犯された最大のデマであると述べた共和党の米国上院議員のジムはこう語る。この電子メールは科学者が科学を調理している。そしてこの電子メールは気候変動の背後にある科学がかなりよく明らかにされていると述べた。
※Leaktimes「【暴露】気候変動研究所、3000件の資料流出! 環境問題のウソや陰謀が盛大にバレる」より引用

ここで言及されている、クライメートゲートについて、ウィキペディアでは次のように記述されています。

この事件は一般のメディアでも報じられ、標的とされたUEAのCRUの所長が一時的に所長職から離れる等の事態となった。しかしイギリス王立協会、ペンシルバニア州立大学、イギリスのラッセル委員会、イースト・アングリア大学がそれぞれに調査した結果、不正の事実は何も見あたらなかった。科学的にも、CRUの報告に疑念の余地がほぼ無いことが当初から指摘されており、新たな分析でも一致する結果が得られている。
※ウィキペディア「気候研究ユニット・メール流出事件」より引用

危機パトロールさんが、地球温暖化は国際的陰謀であったことが明らかになったとしているクライメートゲート事件について、ウィキペディアの記述は、それを真っ向から否定するかたちになっています。

地球規模の温暖化がどうなっているかなど、正直、よく分かりません。たしかに最近、日本の夏の暑さは酷いな、くらいは分かりますが、それが地球規模で進んでいる温暖化現象の影響なのかは断言できません

ただ、ちょっとここでこんな過去の記事を見てみたいと思います。

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地球温暖化の影響で、世界で初めて消滅すると危惧されている南太平洋の島、ツバル。2月下旬の大潮で、島は史上最大の浸水に襲われた。首都ではいたるところから海水が噴き出し、多くの家が床上浸水した。国が沈むという危機に直面するツバルは、最大の温暖化ガス排出国、アメリカを強く非難し続けてきた。
※NHKスペシャルHP「同時3点ドキュメント第4回 「煙と金と沈む島」」より引用

これは2006年4月にNHKで放送された内容です。南太平洋のツバルという国が、地球温暖化の影響で、海面上昇により沈んでしまうというものでした。あれから15年、ツバルはどうなったでしょう?

ツバルでは世界平均の2倍のペースで海面上昇が進んでいるにもかかわらず8つの環礁と、約4分の3の岩礁で面積が広くなっており、同国の総面積は2.9%拡大していたことが判明した。
※AFP BB News「「沈みゆく島国」ツバル、実は国土が拡大していた 研究」2018年2月10日より引用

これは2018年の記事ですが、沈んでしまうと言われていたツバルは沈んでおらず、驚くことに逆に面積が拡大していたというのです。面積が拡大していた理由については、「波のパターンや嵐で打ち上げられた堆積物などの要因によって、海面上昇による浸食が相殺された可能性がある」ということです。どうなんでしょう。そうなのかもしれませんが、そのまま信じろと言われても、なかなかに難しいものがあります。

この記事で、ツバルの海面上昇は、世界平均で2倍と書いてあります。実際に海面が上昇しているとなると、やはり温暖化は進んでいるとみなければなりません。しかし、それは本当なのでしょうか。

杉山大志氏の「「脱炭素」は嘘だらけ」では、地球温暖化問題について、以下の通り指摘されています。

①地球温暖化はゆっくりとしか起きていない
②温暖化の理由の一部はCO2だが、その程度も温暖化の本当の理由も分かっていない
③過去、温暖化による被害はほとんど生じなかった
④今後についても、さしたる危険は迫っていない
温暖化対策としては、技術開発を軸として、排出削減は安価な範囲にとどめることが適切だ。
※杉山大志「「脱炭素」は嘘だらけ」産経新聞出版、2021年、35-36頁

杉山氏は、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)、産業構造審議会、省エネルギー基準部会、NEDO技術委員等のメンバーなどを務められた経歴の持ち主です。地球温暖化問題が叫ばれ続けて、30年近く経ちますが、そろそろここらでじっくりと検証をすべきですし、こうした方の声には十分に耳を傾けてみるべきだと思います。

私個人の話ではありますが、この1年足らずの間に、メディアというのがいかにいい加減かということを思い知らされました。そのメディアで何十年も取り上げられてきた、こうした問題についても、私たちは疑ってみる必要があるのではないでしょうか。

例えば、沖ノ鳥島なんかは、今後どうなっていくのか?といったところも、私の関心事のひとつです。本当に海面上昇するのなら、こっちもかなり大変そうです。

まだしばらくは、コロナの話ばかりなのでしょう。しかし、CNNの暴露話が本当なら、次には気候変動の話がくるかもしれません。

とにかく、メディアのペースで、彼らの情報に振り回されるのは御免です。できれば、きちんと自分の頭で考えていきたいですし、予め、少しずつでも勉強をしておくといいように思いました。

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