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#18 「コロナ・人種差別とアメリカ」

東京ではコロナ感染者が数十人単位でまた増えているとかnewsで見ていますが、皆さんの感覚としてはいかがなんでしょうか。
「東京アラート」とは最後までよく分からず、実際東京に行ってどんな感じなのか見てみたいと思ったり。

アメリカのコロナウイルスの影響はまだまだ甚大です。というか現在進行形で進んでいます。
これまで断片的に情報は収集していきましたが、時間があるのでちょっと色々見て見ました。

下の写真はCalifornia Department of Public Health発表の 6/17付、6/16時点での数字です。


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LA Timesの記事では「先週から今週にかけて毎日平均3,381人の新規感染者、そして61人の死亡者が出ている」とありました。

Tracking coronavirus in California

カリフォルニアといっても日本の国土面積と同じくらい広い州ですので、自分の住んでいるロサンゼルス郡の情報も見てみます。

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こちらも州政府機関発表の数字ですが、やはり1000人単位で感染者グラフは毎日推移しています。
これで安心と言える人はなかなか少ないでしょう。

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でも自宅待機令が発令されてからもう3ヶ月以上が経過して、倒産するビジネスも大変多く、市民の我慢も限界にきているように感じます。
経済活動も限定的に動き出しています。先週からジムが開いたり、レストランも入店率を限定して再開したり、それに伴って人の動きも活発化してきています。

でもカリフォルニアといえば日本でも話題になっていたと噂の「デモと暴動」の問題もコロナに並行して現在進行形です。
今でも各地でデモはありますが、ほとんどのデモは平和的なデモなんです。でもそこに暴動目的の人たちも紛れ込んでいたと。

自分が住む町で起こった暴動、これまで過去に同じような、もっとひどい暴動が2回あったと聞いたこともありましたが、本当に何があったのか知りたくて「LA92」というドキュメンタリーを観ました。


YouTube予告編:

人種差別とアメリカは建国以来の問題ですが、ロサンゼルスで1992年に起こった暴動の引き金になった事件と、暴動までの経緯、そしてこの街に住む人たちの現実をそのまま映しています。
黒人vs白人の対立構造が人種差別というとよく取り上げられますが、この1992年の暴動ではLAに住む韓国人コミュニティと黒人との争い、銃撃戦なども断片的ではありますが映されています。
Netflixにあるようですので、ぜひ観てみてください。
日本語字幕はないですがYouTubeにもありました。

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「LA92」の中での印象的なシーンとして、暴動を起こす人達に向かって必死にやめてくれと叫ぶ黒人男性の姿がありました。
彼の経営するお店も暴徒によって略奪されてしまったようでした。
悲しみに打ちひしがれて叫んでいる彼の姿を見る周りの人たちの姿。
そこには暴力では誰も幸せになれないという、ある種の答えが見えたような気がしました。

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何かが間違っていると思っていても、何が自分に変えられるのかわからない。
今エベレストのベースキャンプに連れて行かれ、道具も何もないまま、「さぁ登れ」と言われているような、そんな気持ちです。

このnoteをお読みになった方々。ぜひ「LA92」観てみてください。
日本にいては理解できないことが、現実に起こっている。それを知るだけでも自分にとっては大きな学びでした。

それでは今日はこの辺で。
みなさん、健康には本当に気をつけて。

ほなまた。


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