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No,240.格闘技について「格闘技を長くやることで心技体は習得できるのか?」

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2015年に格闘技経験者及び未経験者を対象に調査したデータをもとに再度分析しました。

すでに、格闘技未経験者と経験者では経験者の方が身体的攻撃性は高いことが示されています。
※身体的攻撃性とは、「なぐられたら, なぐり返すと思う」「挑発されたら, 相手をなぐりたくなるかもしれない」といった感情喚起を意味する。
※詳しくは↓

心技体の格闘技において、身体的攻撃が未経験者より高いといった悲しき現実でした。

心は意志と精神の強さ、技は技術と戦略の習得、体は身体的な強さと柔軟性を指す。全ての要素をバランス良く鍛え、相互に補完しあい強さと思いやりのある人間形成を目指すこと。

筆者の主観

そこで、経験者の中でも初心者(10年未満)と上級者(10年以上)では短気・敵意・言語的攻撃・身体的攻撃に違いがあるのか?と疑問がわきました。
※10年未満を初心者、10年以上を上級者とした理由について、強さや経歴だけではなく実際に格闘技に関わった期間も含む。。


問題意識

経験者の中でも初心者(10年未満)と上級者(10年以上)では身体的攻撃に違いがあるのか?

材料:日本版Buss-Perry攻撃性尺度をもとに検証してみた。

※日本版Buss-Perry攻撃性尺度は短気・敵意・身体的攻撃・言語的攻撃の4つ因子からなる。

仮説

初心者と上級者では短気・敵意・言語的攻撃・身体的攻撃に差はあるだろう。

調査対象者

格闘技選手及び経験者(ボクシング、総合格闘技、空手、キック) 75人(男性70人・女性5人)
初心者(10年未満:44人)
上級者(10年以上:31人)

結果

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