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【読書】2022年1月

今年は本はnoteで感想を記していきたいと思います。
昨年はtwitterで読書ノート+感想140字としていたのですが、本への好意・敬意が表しきれないなと感じたのでこうした慢性的な消化不調を解消するために自由なnote形式にてしたためたいと思っています。今月は6冊。

1.ビジョナリーカンパニーZERO

偉大な企業も、どれもが初めは中小企業・スタートアップであり、そこから偉大な企業に成長していくのであるということ。その成長の過程、および重要な要素を、偉大な企業に共通する点と、その他の企業に共通する点の違いをもとに提示してくれている。

規律ある人材→規律ある思考→規律ある行動→永続する組織。これらの偉大な企業に成長する段階を踏むために必要なインプットのポイントをしっかりと咀嚼していき、実行すること。そのうえで業績×影響×評価×持続性といったアウトプットを発揮してほしいという筆者の願いが文中からも伝わる本。

2.木

木のエッセイ集。「えぞ松を見てみたい」と思わされる最初のエピソードから、一貫して、この本に書かれている木に触れてみたいと思わされる。
それほど豊かに木の情景と、木への筆者の想いが豊かに描写されている。

えぞ松、屋久杉、ひのき、藤…。これらの木を見て、自分は何に惹かれるのか。今年はたくさん木に触れていきたい。

3.反応しない練習

正しく考えることで、世の中の刺激や自分の中から生じる無駄な反応をせずに生きることができることを説いてくれている本。
具体的には(完全な引用ではないが)以下のようなサイクルが説かれている。

生きることには苦しみが伴う→苦しみには原因がある→原因は取り除くことができる→苦しみを取り除く方法がある

ブッダはコテンラジオでも感じたけど「すごく合理的な人なのか」という印象を持ち始めていて、そろそろブッダのことを知ることができる本なんかにも手を出してみたい。あと、この本はオーディオブックで触れたのだけれど、著者の草薙さんの最後のコメントがなんとも印象深い。こんなことを言っていたように思う。

人生は苦しみから始まります。が、そこに一度立つことができれば、人生は可能性ということになります。

4.1分で話せ

プレゼンテーションの本を久しぶりに。良い復習になった。プレゼンテーションの目的は、相手に動いてもらうこと。そのためには、①自分は相手にどこまでのゴールに動いてもらいたかを決めたうえで、②相手の現在地点を理解し、③どのように相手にゴールに到達してもらうかの設計が大事。

プレゼンは準備が9割以上を占める感覚。細部に力を籠められるか、という中で、細部のチェックリストとしても自分がつい漏らしている点を補完できる内容として読むことができた。

5.プロセスエコノミー~あなたの物語が価値になる~

アウトプット・結果・完成品ではなく、プロセスから生まれる経済があることを説いた本。今は誰もが「どこかに所属したい」「安心したい」という気持ちを抱えていて、コミュニティというものの重要性がすごく増していることの理解が深まった。

そしてコミュニティを自分起点で作り出すことで、経済が生まれる。経済を生み出すことはチャレンジを志す者にとっては機会と仲間との出会いを呼び込むことになる。

コミュニティを創るためには、自分のwhyを曝け出すこと。【私】のwhyから始めて、【私たち】の物語を共創し、【今】動きたい道筋を示すこと。whyを一度で理解してもらうための”プレゼン形式”を取るのではなく、”スパーリング方針”でコミュニケーションによってビジョンすらも共創していくという歩み方の記述は「なるほど」と思った。

自分の価値観(why)に基づく行動に軸をぶらすことなく、他人とプロセスを分かち合い、共創の過程を歩むということがこれからの一つの在り方だし、自分としても探求していきたい方向性だなと感じた一冊。

6.老子の教え~あるがままに生きる~

これはとても良い本だった。自分の歩んできたからこそ理解できる文章もあるからこそ、まだ文章としての奥深さはあるけど本当のところは知らない世界もあるな、と感じさせられる本。名言集だったので読書ノートも貼っておく。

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来月もよい本がたくさんnoteに残せるので楽しみです。


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