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アーユルヴェーダの学びから、1日をいかに有益に過ごすかを考えるようになった話

どんなに長い時間ヨガの練習をする人がいたとしても、我々人間は “Off the Mat(オフザマット:マットから降りている状態)” の時間の方がどう頑張っても長いことは明らかで、もしかしたらヨガの練習をすることよりも、ヨガをしていないときの過ごし方の方が実は大切なことは以前から認識していた。
その漠然とした認識が、アーユルヴェーダの学びにより、確固たるものとして腹落ちした。

起床・睡眠、舌の清掃、仕事、時節に合った過ごし方、月経中の過ごし方などをポイントに、ディナチャルヤ(1日の過ごし方)を見直したり、オイルマッサージによるボディケアを生活に取り入れたり、自分の体質に合った食事法を早速実践に移し、その効果を実感している。
とりわけ、食事法のうちアーマ(未消化物)の内容は、私の1日の過ごし方を変えるほどの威力をもつほど勉強になった。食べ過ぎ、消化が重いもの、食後3時間以内の運動などを行うと、アーマ(未消化物)が作られ、病気の原因になるとされている。

学んだ内容はここまでで、ふむふむ、なるほど、その事実はわかった。しかし、前述のことやアーマ(未消化物)を考慮して1日を過ごそうと思うと、何をいつどれぐらい行うべきかが自動的に導き出され、そしてこれが一番重要なのだが、アーサナの練習をする時間が自分が思っているほどないことに気付く。私の場合は、午前と午後にわずか数時間ほどであった。

このことに気付いてからは、ごろごろだらだらして過ごす時間が惜しいと思うようになるので、1日のタイムスケジュールをより綿密に計画するようになった。
計画通りに実行できないこともあるけれど、1日をいかに有益に過ごすかを考えるだけでもパズルを組み立てるようで楽しいものである。

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アーユルヴェーダが、ヨガのみならず日常生活にも彩を添えてくれるものだとは思っていなかったので、今回の学びを心から喜んでいる。