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その6【コンセプト策定後...編】〜新卒初クライアントワーク奮闘記〜

「サービスのコンセプトが出来上がり、案件が終了…?」と思っていました。
しかし、この私の初めての案件では先輩デザイナーによってコンセプトの策定後のタスクを流動的に設計されており、プロジェクトの進捗に合わせてタスクを決定しました。...恐るべし。

どうもゆめみの磯崎です。
引き続き「エンドユーザー向けのサービスのコンセプト策定」(要約)という問い合わせから始まった私の初めての案件について書く
「ゆめみのクライアントワーク;サービスデザイン」第6弾です!

前回はOO分析を使用してワイヤーフレームを作成しました。前回の記事はこちらになります。

美大卒1年目の私はモノづくりを学生時代に学んできましたが、「〇〇を解決するこんなアイデア」とアイデアや機能を考えるまでをしてもそれを実現に向けて何をしなければいけないのか?まで考えることはありませんでした。実際に講座でも外部講師に「これの生産コストは?」と言われて困らされることもありました。

この私の初めての案件でもサービスのコンセプト策定が順調に進みましたが、実際にプロダクトやサービスを作り終えた訳ではなく冒頭のように「ここまでで終わり...?」「この後は何をどうやっていくんだろう?」と考えていました。


しかし、また冒頭でお話したようにその後のスケジュールが流動的に設計されており、先輩デザイナーの助言を受け『実現に向けてネックになるところをあらかじめクリアしておく』ことを念頭に『今回考えられたサービスの他社連携の可否問い合わせ』『コンセプトマップ』『ビジネスモデル』を作成しました。

当初は2ヶ月のこの案件。うちの先1ヶ月でコンセプト策定が終わり、後半の1ヶ月でプロトタイプの作成とユーザーテストの実施を計画していたのですが、今回はコンセプト策定の際にサービスの中でたくさんのアイデア/機能が出てきたたのでそれらをプロトタイプにまとめ上げる前に、サービスとして実現させるためにどうしたら良いか?を考えることにしました。

『クライアント様の要望を超える』ように、その場で最適なプロセスを選んでいくのがまるで『ゆめみの流儀』ですね。

では詳細をお話しします!

また、今回も未だリリース前のサービスなので詳細をぼやかしており分かりづらいところあると思いますがよろしくお願いします。

1.『今回考えられたサービスの他社連携の可否問い合わせ』

Scannable の文書 (2020-05-19 18_36_17)


考えられたコンセプトの中でコンセプトに適ったサービスをいくつ考えた中で1つ、他社サービスとの連携で技術的に実現がかなりクリアになる機能がありました。その他社サービスは候補としていくつかあり、基本機能は同じでも法人向けなのか、個人向けなのかなどの若干サービスの違いなどがあり、その中から特にこの他社サービスがよいのではないか?というサービスをいくつか候補に挙げました。

また、サービスの概要だけでなくいくつかの他社さんから頂いた返信の中から連携に前向きであるかどうか。も加味した上で連携の可否のみでなく、クライアント様と一緒に考えた私たちのコンセプト/サービスを叶えるためでしたらこちらの企業さんが連携おすすめですよとリスト化をしました。

結果、連携に積極的な他社様がいるということが分かったことで『実現に向けてネックになるところをあらかじめクリアしておく』ことで出来たので、アイデアだけに止まらず実現に向けてクライアント様も前のめりになってくれました。

2.『コンセプトマップの作成』

Scannable の文書 (2020-05-19 18_37_59)


さらにこのサービス(コンセプト)が実現するにはどのような人がどのような情報をやり取りして1つのサービスが動くのか?をマップにしました。

上にもあるように外部連携のサービスがあったり、登場人物やデバイス間での情報の受け渡しが非常に多いサービスになりそう(機能も複数個出てきたので)実現に向けて不明快であったところを少し明快にすることで、クライアント様が少し実現の難しいところがあるのでこの機能は優先度低く、後からの実装にしましょう。という風にサービスのリリースを段階的に考えるように、またプロジェクトの今後の進行を考えるに当たっての支援が出来ました。

3.『ビジネスモデルの作成』

Scannable の文書 (2020-05-19 18_26_33)のコピー 2

最後にビジネスモデルの作成をしました。この私の初めての案件でアウトプットされたサービス(コンセプト)の中でアマゾンポイントのようなポイントが付与されるサービスがあったのですが、その原資がクライアント様が出すのか?果たして契約企業が出すのか?エンドユーザー?などの仕組み的なビジネスモデルを作成しました。

こうやって、サービスを考えたりする際にお金の流れをクリアにしていくことがこれまで私(美大新卒1年目)には無かったので、とても個人的な学びになりました。それもどうやってポイントが移動するか配布されるか...それによっては会社の福利厚生費としてサービスが発展させられる?などなど考えさせられ、これまで考えたことのない新しいことを考えるようになりました!

終わりに

今回こうやってここまでコンセプト策定のみならず、その後のスケジュールを柔軟に設計してその時に必要なこと行うのが『ゆめみの流儀』だなぁ。と、思わされました。それも、クライアント様とここまで一緒にワークをやってクライアント様と一緒に気づきや発見を共有でき、このサービス(コンセプト)を良いものにしたいという熱意を持って頂けたからこそ、スケジュールの柔軟な変更にOK!をもらえたのか!と痛感しました。(すごいと思わされるばかりです)

続きます

次回は最終回「振り返り会」です!どんなコメントをいただけたのでしょうか?!
乞うご期待です!


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