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足 〜断章 体のはなし〜

よく使われている足にはバネがある。握るとはね返ろうとする弾力を感ずる。
使われすぎて長年の疲労が蓄積した足は硬い。固体のような存在感となる。
バネがなければ人より早く疲れる。一人前の労働が三人前の労働に感ずるだろう。


趾骨間は甲のヘリから趾の股まで、中足骨の間です。ここによくがあいていれば働きがよいとみます。溝が詰まっていれば疲労がたまっているとみます。溝があいていても硬さが目立つなら働きはありません。あるいは溝があいていても力が抜けているなら、やはり働きがないとみます。

踝(くるぶし)の下にがあいていると、足首の働きがよいとみます。一般的な言い方では「動きがよい」となるでしょうが、整体は足首をみて他の部位の働きも読むので、「動きがよい」を「働きがよい」と感じるようになります。

内踝がひどく下がってくると、内踝の下が飛び出してきたり、楔状骨が飛び出してきたりします。楔状骨が飛び出すと治りにくいのですが、足湯をしていると少し変わってきます。

外踝の下に余計な骨が発達している人がいました。成長期に自転車競技に取り組んでいた人でした。30代の競輪選手の外踝にはなかったので、成長期に過剰な負担がかかったものと思われます。

肉厚の足を触ると、よく鍛えられていると感じます。筋肉ではなく、靭帯がよく発達しているとみています。

体がくたびれてくると足が外に転げてきて、母趾が浮く感じになります。すると足をくじきます。よく足をくじく(内反捻挫)人は、腰に力のない人です。

腰に力がなくなると、母趾根に余計な力が入ります。足自体は外に転げそうになっているのに母趾根に力が入ると、外反母趾になっていきます。

恥骨が前に飛び出してくると、が上がってきます。すると足首関節も前滑りになっていきます。

   #断章体のはなし #臀部 #大殿筋 #中殿筋 #骨盤


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