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恋愛×5段階欲求説×マーケティング?!恋愛で悩まなくなる考え方

こんばんは、だーにーです。

今日、恋愛相談受けたんですよ!
普段恋愛に強いアピールとか一切してないですし、むしろプライベートは謎に包まれている感を出してます。笑
なので、相談なんてめったにないんですけど、なんだか楽しくなってしまって思ったよりも話が盛り上がりました。そこで今日は、そこで気づいたことと、今までの知識が繋がった感覚があったので、noteに書きますね。

恋愛相談Q&A

相談内容(男性です):
今、好きな女性がいてさ。ルックスだけじゃなくて性格とか話す雰囲気とかもずっと好きで、何年も片思いしてるねん。結構前にその子にアプローチして告白までしたんやけど、彼氏がおるってわかったんよね。ただ、その子は「結婚したい」っていう願望があるのに彼氏は応えてくれてないっぽいし、それどころか旅行とかアウトドアとかの趣味で結構遊びまわっててあまり会えてもないらしい。しかも性格も合っているのかっていうとうーんって感じ。

彼氏がおるってわかって引こうと思ったのに、そんな状況なのが分かったからチャンスあるんかなって思ってしまうし、おまけにその子からご飯に誘ってくれたりする。それも夜遅くまで、何回もやで。
「私、興味ない人にはとことん興味ないんですよー」
「へー、そうなんや(”え、今この瞬間を一緒に過ごしてる俺には興味あるってこと?!”)」
そんなんされたら、期待しちゃうやん。

付き合いたいけど、彼氏がいる手前踏み込めないし、誠実に振る舞いたいから簡単に手を出すのは嫌や。この気持ち、どうしたらいいんやろ??

だーにーの処方箋:
「その子って、こんな感じですかね??
・自己愛強め(自分のこと好き。人に好かれたい。)
・でも自己肯定感弱め(でも、好いてもらえるかっていう自信はない。いつも不安。)
・がゆえに自分を好いてくれる人によって自己肯定感を高めようとしている
・がゆえに好きと言っている目の前の男性と付き合った。しかし、彼からは彼女の自己愛を満たすだけの愛を感じない
・満たされない思いを、他者で埋めよう
結果今に至る、みたいな。笑」

「うわ、これ的を射てる気がする。」

「なるほど。でも、結局自己肯定感は人に高めてもらうものではなく、根本的には自分で高めるものじゃないですか。だから、彼女を満たしてあげられるのは、結局彼女自身なんだと思います。」

「ふーむ、難しいな。どうしてあげたらいいんやろ?」

「自信がないってことは、"自分を信じられてない"ってことです。簡単に言うと、自分を客観的に見たときに「この人は信じられるな」と思えるような存在じゃないってことですね。だから、その子が自己肯定感を高められるような愛の注ぎ方をして、自分を信じられるようになるためにサポートしてあげられる存在だよって伝えたら、自然と心は動くんじゃないでしょうか。」
That's all.

マズローの5段階欲求説から見える問題点

このケースで思ったのは、「あ、その女の子は今心理的安全状態にいないな」ってことです。マズローの5段階欲求説に当てはめて言うと、承認欲求の充実度が著しく低いんだな、と。
マズローの5段階欲求説については「人の欲求は5つの段階に分けられること」そして「1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとすること」を押さえておけばOKです。
※詳しくは、こちらのページにめちゃくちゃわかりやすくまとめられています。

マズロー5段階欲求説

その女の子は「結婚したい」って言ってるわけで、そこを目標にしているわけですね。でも結婚って、パートナーとともにこれからの人生を共に歩んでいくための契約じゃないですか。言い換えると、自分以外の他者と「自己実現欲求を追求するため」の契りなんですよね。その意味でいうと、その女の子は今矛盾をはらんでいて、精神的に不安定なんだろうなーと。

理想:今いる彼氏と愛を育み(承認欲求を満たし)、結婚する(自己実現欲求を満たす)
現実:今いる彼氏と結婚したい(自己実現欲求を満たしたい)が、先も考えていないし愛されていないと感じる(承認欲求が満たされていない)
満たしたい欲求と、躓いている欲求の段階が違うってところがポイントです。

そこでその子もあまりよくないのが、満たされない承認欲求を他者で埋めようとしているってことですね。もちろん今の自分が不安定すぎて壊れるくらいなら埋めちゃってもいいんですよ。でもこれは諸刃の剣。今の自分を満たすための対処療法でしかないです。
結婚したいという願望があるのであれば、根本の問題を見つめなおして、しっかり相手と向き合った方がいいなって思います。

相談者の方には、「課題がどこにあって、まずは深いところで承認欲求を満たしてあげれば、次はあなたと自己実現をしたいと自然に思うはずですよ」とお伝えした上で、「頑張りましょ!!」と元気づけて終わりました。

ただ、終わった後考え直し、もう少し汎用性の高い考えに昇華できそうだなーと思ったので続いてのパートでお伝えいたします。

マーケティング手法を活用した解決策

企業 マーケティング

先ほどまでで、心理状態を明らかにすることで課題は見えてきたわけです。
そこで、次は解決編です。これは、企業が成長する上での「アトラクティブ・マーケティング」という考え方を参考にすると、汎用性の高い恋愛理論になるのではないかと思っています。

▼企業の成長の流れ
①自社サービス開発・製造
②ブランディング:サービスのどこに強みがあるかを発見し、特徴づける
③マーケティング:どんな対象にニーズがあるかを探る
④プロモーション:サービスの素晴らしさを発信する
⑤提案(営業活動):対象を深くグリップする
⑥受注、サービス拡大
こんな流れでサービスは拡大します。
ポイントは、①~⑤は掛け算っていうことです。
全てがうまくいっている会社が理想ですが、いずれかがめちゃくちゃうまければ、成功する可能性は大いにあります。
例えば、1958年に日清食品がお湯をかけるだけで食べられるインスタント食品「チキンラーメン」を世にリリースした時は、明らかに①先行でした。「いいものはいい」というこれ以上ない理由で広まっていった感じですね。そして、1962年に発売が開始された大正製薬の「リポビタンD」は、④に力を入れたものです。栄養ドリンクという効果が不確かなものに対して、「ファイト、一発!」という掛け声によって元気が出そうなイメージを植え付けました(筆者の頭の中では、2000年から出演されているケイン・コスギさんの声で再生されます。笑)。

そして近年のトレンドは、④、⑤ではなく圧倒的に②、③です。世の中にモノが溢れてサービス自体で差別化できないこと、そしてSNS全盛期に入りテレビCMのようなマスでプロモーションをするのも費用対効果に乏しいです。
(本noteではお伝えできませんが、マスコミと社会変動に関しては大阪大学の辻大介先生が専門分野で研究されています。詳しく知りたい方はどうぞ)

この②③に注力する手法を、「アトラクティブ・マーケティング」といいます。ポイントは以下の2点。
・自社やサービスの専門性を高めて競合との差を可視化する
・どんな存在がそれを欲しがっているかを調査し、明らかにする(精度が高ければ高いほどよい)。
これが今ビジネスを展開する上では欠かせない考え方なのです。

前置きが長くなりました。話を恋愛に戻しましょう。先ほどからの流れを「個人の恋愛」に当てはめて考えると、以下のようになります。

①自社サービス開発・製造=自己研鑽。自信が持てるような自分になるためにスキルを高める、実績を残す
②ブランディング=自分はどんな強みがあり、異性にとってどんな魅力があるのかをできるだけ具体化し、特徴づける
③マーケティング=自分が接触できる異性の範囲、そして自分が受け入れられやすい(モテる)のはどんな存在なのかを探る
④プロモーション=自分の活動や考えを発信する(SNS、noteなど)
⑤提案(営業活動)=食事やデートを重ねる
⑥受注、サービス拡大=付き合える

先ほど、今の企業活動のトレンドは②③と言いました。
これは、恋愛でも当てはまるのではないかと思います。①だけ(自分を磨くだけ、仕事ばかりする)でもダメですし、④(とりあえずマッチングアプリで出会った異性にアプローチしまくる)に注力するのも効率が悪い。そこで、②(まずは、自分の強みを見つける)や③(自分が受け入れられやすい存在をリサーチする)に注力してみることをおススメします。

え、頭ばかり使って面白くない??
恋愛は、頭じゃなくて感情で動くものだろって??

その通りです。最終的な判断は感情がします。だって、①~⑤をばっちり行って自分にぴったりな存在だと思ったとしても、「なんか違うわぁ」と思ってしまえばマッチングしていないことになりますから。逆に感情を無視して条件だけで選んでしまうのも幸せではないような気がします。

ただ、今回の記事でお伝えしたかったのは、いいパートナーに出会って今後自己実現(結婚)までを考えているのであれば、「感情だけで疲弊しないでください」ってことです。
最初に書いた相談者の方に関しても、感情によって状況をうまくつかめていないですからね。本気で相手のことを考えるのであれば、感情は最後。最後の勝負にまで持ち込むために、ぜひ「アトラクティブ・マーケティング」の考え方を活かして、恋愛もマスターしていきましょう!!

それでも感情を抑えられないって??ですからそれは、、、。(笑)