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『公務員が人事異動に悩んだら読む本』感想・備忘録

群馬県伊勢崎市の岡田淳志さんが
人事異動に悩む公務員にアドバイスしてくれる一冊

ではあるんだけど、

人事異動に悩んでいても、悩んでいなくても、多くの公務員にも読んでほしい!
というのが一番の感想

長年人事担当を務めてきた上に、キャリアコンサルタントでもある岡田さんだけあって、異動や人材配置についての考え方だけじゃなくて、キャリア理論も踏まえて解説してくれている。

岡田さん曰く、前向きに仕事していく上でのヒントは、①仕事理解、②自己理解、③意味付け、④キャリア・オーナーシップだと。

「キャリア・オーナーシップ」とは、キャリアを組織任せ、他人任せにすることなく、自らの人生を自分らしく歩んでいくこと。

そして、キャリアを自ら手作りする、作り上げるというイメージの「キャリア・クラフティング」という言葉も示してくれている。

結局、自分のキャリアは、自分で作り上げていくという姿勢が大事なんだろうな~

キャリア理論も幅広く紹介されていて、入門書的にも役立ちそうなので、お得な一冊かも。

ほかにも、これから目指す職員像は「鳥居型人財」だとか、「適所適材」とか、「ポータブルスキル」とか、気になるキーワードも。

さらに、気になった言葉は↓

社会・公務員を取り巻く環境の変化に対応していくためには、自分らしさを忘れずに、変化を楽しみながら順応していくことが必要となってくる

自己理解を深めていくことで、自分自身を客観的に見て、周りの状況を分析したうえで転機を意味付けすることが大切

気をつけなければならないのは、周囲からどんなことを期待されているか

「WILL」×「CAN」×「MUST」の掛け算で仕事を考える


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