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砂漠のホテルに泊まってみたい方へ(ドバイ)
砂漠というところは、私たち日本に暮らす者にとっては非日常の極みのような場所です。なのでどうしても一度は体験してみたかったのです。
砂漠体験暦でいうと、アメリカとメキシコの砂漠は経験済みです。ラスベガスは砂漠の街ですから、ちょっと車で走れば砂漠地帯です。ですがアメリカの砂漠は、私たちが砂漠と聞いてイメージするような一面の砂山、風紋の世界ではなく、乾燥した土と石ころと、少ないながらも草木がある世界です。メキシコは厳密に言うと砂漠ではないでしょうか、バハ・カリフォルニアの荒涼としたエリアのリゾートホテルに宿泊して、撮影の仕事をしたことがあります。
「月の砂漠」の歌のようなところに行ってみたい。
これがこのときの旅のテーマです。そこで2015年10月にドバイ郊外のバブ・アル・シャムス・デザート・リゾート&スパというホテルに3日間滞在しました。ドバイの空港からだとタクシーで1時間ちょっと、8000円くらいです。ホテルまではほとんど高速道路を走ります。車窓からの眺めは、ずっと平坦な砂漠で建物はあまりありません。
朝早く目が覚めて、近くを歩いてみました。するとこんな足跡があります。
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これが何なのかはわかりませんが、たぶん鳥ではないかと思います。
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また砂粒が細かくてサラサラです。近所の海岸の砂とは全く別物です。
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草もあまり生えていないのに枯れ草が結構あります。そしてそれを食べている虫がいます。
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ヤドカリでもいそうな穴が空いています。何がいるんでしょうかね。爬虫類系なのかなあ。
昼間の様子です。想像していたより、期待していたより遥かに地形は平面的で、案外植物があります。
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このラクダはもちろん観光用のなんちゃってなので私はなんとも思いません。もちろん乗りませんでした。
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建物は中東っぽいです。
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確かに中東っぽいですけど、であれば池間島のここのほうがむしろ本気を感じました。
ゴムの木系の植栽です。もちろんの自然なものではありませんが、上手くマッチはしています。でもよく考えるとハリボテ感満載です。
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プールです。予想通りめちゃくちゃ暑いですが、プールの水はチラー(冷水装置)が導入されているようで、場所によりますがそこそこ冷たくて気持ちがいいです。
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サンセットタイム。この時間帯が一番いいですね。人工的な音がしない。
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食事はこの場所ですからどう考えても過度な期待をしてはいけません。普通に美味しかったです。それ以上でも以下でもありません。機内食と同じような話です。
レバノンワインを始めて体験しました。中国のワインみたいな味でした。
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部屋の写真はこれしか撮っていなかったようです。照明器具はかなりいい感じです。
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いいホテルでした。とてもいい非日常体験でした。ですが、イメージしていたものに対してはちょっと物足りない。私がイメージしていたのは下の3つのリンクのようなホテルでの滞在です。
これらに比べてバブ・アル・シャムスは色々な意味でチャラい。サムネイル付きでリンクできないので、下記の公式サイトのスクショからリンクしました。下の写真をクリックしてください。
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いかがでしょうか。言わんとしていることが伝わるでしょうか。ここは何一つ悪くはないです。でもどこか落ち着かない感じとうか、ハリボテ感がするんですよ。
料金は今のレートで上の3ホテルは最初のものから順に1泊39,000円、51,000円、130,000円で、このバブ・アル・シャムスは42,000円です。であれば、他を選択した方がいいように私は感じます。
ここは空港から近いということと、良くも悪くも総合的な、万人受けするリゾートホテルといった感じが強いです。家族連れでも全然OKです。場所で例えるならば「箱根湯本よりも強羅や仙石原でしょう」とか、ホテルで言えば「小涌園より萬岳楼でしょう」と言うのと同じ感覚です。私は人生で残された時間と優先順位の中で、砂漠のホテルに再び行くことはたぶんもう無いと思います。多くの人がそうではない、これから行かれるのだと思いますので、始めての滞在=一期一会と考えるなら、どういうホテルや、どういう滞在や体験体感をしたいかによって判断することをおすすめします。
私の場合は、選択を間違ったのではなく、もっと他があったかもなあということです。
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