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次回「定例イソラジ」(20201105)のためにビゼーの曲を選曲(3)

 一番肝心の交響曲の音源を手元から探して、ひとつだけ聴き直してみました。いまのところライブ録音も含めて全部で4種類みつかっています。

・ビゼー:交響曲ハ長調(全4楽章)
 ネヴィル・マリナー/アカデミー室内管弦楽団(31:53)

 ビゼーが若いころに作曲した習作的作品として軽く見られています。
ところが、なかなか、どうして、すでに後のビゼーらしさが見受けられます。

特にメロディが魅力的な点が特徴ですね。全体の構成もしっかりと出来ています。これこそ、もっと聴かれても良い、聴かれて欲しいと思える作品です!

 次のパートは、「カルメン」関連以外の管弦楽曲も聴いておきましょう。
まずは「アルルの女」組曲第1番からいきます。全部で3種類見つかりました。

・ビゼー:「アルルの女」組曲第1番
 セミヨン・ビシュコフ/パリ管弦楽団(17:02)

 タイトルにもなっている「アルルの女」なる歌手がオペラには登場しません。そういう珍しい設定のオペラなのですが、組曲として今でも聴かれ続けています。
有名どころの曲は、こちらのビゼー自身が選び編曲した第1組曲に収録されています。

 第1番があるからには、第2番も存在します。全部で2種類見つかりました。こちらは、ビゼーの死後に友人のギローが選曲と編曲を担当した作品となります。

・ビゼー/ギロー:「アルルの女」組曲第2番(ライブ録音)
 井上道義/オーケストラ・アンサンブル金沢(17:09)

 もう1つ忘れてはならない作品があります。それは、こちらとなります。
全部で2種類見つかりました。

・ビゼー:組曲「美しいパースの娘」
 シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団(12:41)

 1866年にビゼーが作曲した全4幕のオペラ・コミックで、翌1867年12月に初演。こちらもオペラ自体よりは、組曲として残り聴き継がれている作品です。

聴きどころを抜粋したのが組曲なので、魅力的な作品として仕上がっています。こういうのを聴くと、元のオペラそのもを全曲で聴きたくなってしまいます。

さぞかしビゼーらしさが発揮された出来になっていると想像されます。

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