落合陽一氏の作品を購入した
ワタリウム美術館のオン・サンデーズの展覧会「万象是乱数トヌル」で落合陽一氏の作品を購入した。
値段は書けないが、有形物では今まで買った中で一番高額だった。未だにボーナスが出るたびに作品を購入してしまう。社会人3年目にもなると、同期が車を買ったり、結婚したり、子どもが生まれたりするなかで…。人生観は様々、そう誰もが知ってる。趣味に生きる人生も良しと思いたい…。
作品は質量への憧憬シリーズの一つの鉄骨の作品である。鉄骨は鳥居に見え、工場地帯を見守っているかのようだ。 下記リンクのモノクロの作品でエディション数は3だった。
最初落合氏の作品であるというので、AIから生成されたのかと思った。落合氏が撮影したものらしい。AIが神的なものを表現しようとしたかと考えたため、感動したがそうではなかった。
そのため購入するか迷ったが、現実のものであるこの鉄骨がなぜ残されたかということに対して興味を持った。
この鉄骨は鳥居の形のまま残ったということに対して人の行動が感じられる。もちろん人が作成したのかもしれないが、個人的にはそうではないと思う。
この鉄骨はこのような状態になるまで朽ちて撤去対象にはなったが、撤去できなかったんじゃないか。なぜなら人はわかっていても神的なモチーフを目の前にすると、行動が制限されるからだ。
例えば立ちション防止の為、京都でよく見る小さい鳥居などは、それ自体が神様ではないことがわかっていても立ちションをすることができない。なんとも不思議だ。
作品は鳥居が南向きになるように壁の上の方に掛け、神棚のように飾ろうと思う。一生手を合わせることもないと思うが、偽物の神を体験したいと思う。
落合氏と少人数で話す機会にも恵まれたので、作品の解説と会話が楽しみ。何かあったら作品が届く2月中旬頃追記する。いやあ楽しみ。
NFTについて
購入した際になんとこの作品のNFTがついてきた。正直NFTについて良くわかっていないので価値はそんなに感じない。しかし、重要なのは資産性でなく内容である。この作品はAIが前後を予想して作成したのである。
なぜ重要かというと、人間には鳥居にも見えるこの鉄骨をAIがどう予想したか、もっと言うと神的なものと判断したかというところである。
結果は実際に映像を見てみてほしい(画面酔いに注意!)。先に言ってしまうと、AIは鳥居はおろか、鉄骨の構造まで正しく判断できていない事から神的な物とは判断しなかったようだ。しかし、雲が変化するところはなぜだろうか、神秘的にも感じる。もしかしたら少しだけでも神的と判断してくれたのかもしれない。
AIの神的なものの理解は2024年ではここまでかもしれない。しかし、全く理解していないとは言い切れない。今後はAIも神に祈り、もしかしたら神を創造するかもしれない。
2/8 追記 作品を飾ってみた
到着したので飾ってみた。
神棚のように飾りたかったため、南向きに飾る。額もこだわり、神棚の雰囲気が出るような木の材質が見えるものにした。しかし………
うーーーーーーん、はみ出てしまった。
アートコレクターあるあるだと思うが、最高の作品を前に、置き場所があるか?とか大きいのではないか?なんて考えない。買って届いてから考える。それくらい狂ってないとアートを購入する事なんてできない。
調べたところ、東向きでも良さそうだったので、そちらに設置してみた。
こっちの方が良い。悪くはないがエレキングは移動することを検討する。
もしくは神棚にこだわらなければ窓のように作業机横に掛けると癒されるかもしれない。とりあえず神棚にするが。
この作品は別の地域の工場地帯を守っているような作品である。図らずも鉄骨の鳥居をかけた方向に弊社工場がある。
偽物の神様に私の願いを聞いてほしい。弊社工場も働く従業員やその製品を使うお客様に最後まで誰も傷つかないという願いを。もちろん弊社以外でもである。すべての人の安全を切実に願う。
最後に落合氏とオン・サンデーズのK氏、この作品に関わったすべての人に感謝を申し上げたい。
その喜びを共有しよう!感動できる!ありがとう。
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