【World Update】Aug.10, 2020: New Zealand is far better than the others in preventing COVID-19
ロックダウン解除をきっかけにして、世界中で再び新型コロナウィルスの流行が「爆発」しています。
アメリカでは感染者数が500万人を超えています。もちろん、我が国日本でも、PCR検査を増やした関係もあって、感染者者数が激増しています。
このように、世界中がいまだに新型コロナウィルスに翻弄されている一方で、ニュージランドでは100日のあいだ新規感染の発生を完全に抑え込んでいるのです。
Life has returned to normal for many people in the South Pacific nation of 5 million, as they attend rugby games at packed stadiums and sit down in bars and restaurants without the fear of getting infected. But some worry the country may be getting complacent and not preparing well enough for any future outbreaks.
500万人の国民は、コロナ以前のような日常生活に戻っている。中には楽観的過ぎないかと疑心暗鬼になり、将来の再流行に対する備えが足りないという人もいるが、ほとんどの人間は満員のスタジアムでラグビーを観戦したり、感染の不安を感じることなバーやレストランで会話を楽しんでいる。
(NewYork Times Aug.8, 2020)
ジェシンダ・アーダーン首相のリーダーシップに称賛が集まっています。実際のところ、感染者は1,500人、死者数もわずか22人にとどまっています。
観光政策に関しても、アーダーン首相は厳しい態度を崩してはいません。ベトナムやオーストラリアが観光客受け入れを再開した結果、再び感染が拡大した事実を知っているからです。
Baker said New Zealand remains in a reactionary mode and is not doing enough planning to keep the virus out. He said the country needs to create a national public health agency and better fund scientists studying the spread of the disease.
オタゴ大学の疫学教授であるマイケル・ベイカー教授によると、ニュージーランドはそれほど積極的な姿勢は取っておらず、ウィルスを完全に除去するための十分な対策は行っていないとしている。今後は、国営の保健機関を創立し、流行に関する研究を行う科学者に十分な資金援助をすべきだと述べている。
But Sunday, at least, marked a milestone that many in New Zealand noted with a sense of thankfulness and relief.
しかしながら、100日の節目を迎えたことはニュージランドにとって記念すべきことであり、安堵の雰囲気を持って迎えられた。
(NewYork Times Aug.8, 2020)
ニュージーランドのやり方を見習って、明確な科学的根拠に基づいた政策を実行することが、現在の日本に最も必要なことではないでしょうか。
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