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【英語の格言】Samuel Butler:友情とお金の共通点

古今東西の偉人の格言を紹介しながら、心が折れそうな時の立ち直り方や、成功するための心構えを思いつくまま書いていくコラムです。みなさんが自分自身を見つめ、満ち足りた人生を送るための支えになれば幸いです。

みなさんには、ずっと長くおつきあいしている「友達」はいますか。

幼なじみの友達や大学時代の友達、職場で出会って家族ぐるみのおつきあいになった友達などいろいろいらっしゃることでしょう。

そうした人と人との「友情」が「お金」と共通点があるとしたら、どのようなものだとみなさんはお考えですか。

今日は、「友情とお金の共通点」についての格言を紹介しましょう。

Friendship is like money; easier made than kept. 
Samuel Butler(English author, 1835 - 1902)
友情とはお金のようなもので、
手に入れることは簡単だが持ち続けることは難しい。
サミュエル・バトラー(イギリスの作家)

「友情とお金の共通点」。なかなか気づかない視点ですが、両者の特徴をよく表しています。

今の友達と知り合って親しくなったのは、席が隣り合わせだったり忘れ物を借りたりといった偶然がほとんどです。

なんとなく気があって話すようになり、友達になるのにそれほどの苦労はなかったことでしょう。

お金についていえば、アルバイトでもなんでも普通に仕事をしていれば、自然と銀行の残高は増えていきます。

しかし、そうして自然と入ってきたお金は、支出をその都度意識しておかなければ、いつの間にか財布から姿を消しています。

日ごろから「お金に対する感覚」を研ぎ澄ませ、手元に置いておく努力をしているかどうかで大きな差がでてくるのです。

このように友情もお金も、自分との関係を保つ努力を怠っていると、知らないうちに私たちの前から去っていってしまうもの。

学生から社会人になって一緒にいることが少なくなったり、引っ越しや転勤で距離がはなてしまうと、それに従って心も離れていきます。

友達とずっと長く関係を続けていくのには、頻繁に連絡したり一緒に趣味を楽しんだりする「こまめなメンテンナンス」が必要です。

時間の長さだけでなく自分にも相手にいい関係を続けるためのヒントが必要なら、次の格言がいいアドバイスとなることでしょう。

If you don't try to get your friends to like you, you should make up your mind that it's okay to isolate yourself from your friends and stick to your guns. Then you can be a person who make everyone happy in the true sense of the word.
――Taro Okamoto(Japanese artist, 1911 - 96)
友達に好かれようなどと思わず、友達から孤立してもいいと腹をきめて、自分を貫いていけば、本当の意味でみんなに喜ばれる人間になれる。
――岡本太郎(日本の芸術家、1911年~1996年)


【参考】
名言+Quotes:岡本太郎の名言
Wikipedia:Taro Okamoto



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