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2023/2/25 競争戦略論 本日の授業の中であなたが最も印象に残った内容は何でしょうか。また、なぜそれが印象に残ったかについて詳しく述べてください。【成功体験の棄却(アンラーニング)で、成功の罠、目先の利益の囚われた状態から脱却することが出来る。】

ジレンマを数値化することはできるのだろうか。ジレンマというのは期待値の最大化をする際に、トレードオフ・対極性が際立つ瞬間であると認識している。
 クリステンセンは、別会社を設けて、既存の組織ルーティーンを離れて、イノベーションを起こすことを提案された。いわゆる隔離論である。隔離せずとも持続的・破壊的イノベーションを同時に実現可能という両利となる競争優位の手法を編み出した。
 成功体験の棄却(アンラーニング)で、成功の罠、目先の利益の囚われた状態から脱却することが出来る。
 ジグザグ戦略では、不安定状況と安定を繰り返す際に、環境に適応し、競争優位に適合する苦い経験が、結果として競争優位を継続し、成長するビジネスモデルとなっているということである。
 これらについて、今回の講義で学んだが、最も印象に残った内容は、成功体験の棄却、成功の罠、目先の利益に囚われる状態から脱却することである。これらは、企業経営だけでなく人間が生活する上で、応用できる技法であるといえるのではないか。例えば、最近、山岡家というラーメン屋によく行くのだが、年明けから3回行った際に、ラーメンの注文から提供までの時間が30分、5分、15分とばらつきがあった。はじめに30分待たされた時に、山岡家にクレームのメールを送った。山岡家からそのクレームに対するお詫びの返答があった。次は5分で提供され、私は満足した。ところが、次に15分待たされたときに、再度、山岡家にクレームをいれ、具体的に注文する際に提供に時間がかかる場合は、あらかじめ伝えてほしいことを記載した。再度、山岡家から返答があり、引き続きのお詫びと、社員教育不足などの現状報告と、再教育などの改善策が提示されてあった。すなわち、私にとっての成功体験とは、例えば、ラーメン店では、ラーメンがすぐに提供される状態と待たされることによる時間的なロスを減らすことを最適化するため、お客様センターなどに要望を都度必ず伝えるということ、顧客の声を現場ではなく経営層に直接届けることを習慣化していることである。ラーメンの提供時間が、5分の時、自分は提供時間の速さと、実際に改善されていると認識し、今後もそれが続くだろうと錯覚したのは事実である。これが、成功体験が継続してしまうという、自分たちのやっていることは正しいという確信を持ってしまった点から抜け出せなくなってしまう(フォードの挫折)につながる事例である。よって、なにか結果的にうまくいている時や、調子のよい時は、サクセストラップに陥っているとメタ認識することで、ジグザグ戦略につながるような物事の認知をすることがさらに生活における幸せ度を向上させるヒントなのだと受け止めている。
 次に山岡家に行く際には、私にとって目先に利益に囚われた場合、例えばまた5分ですぐにラーメンが提供されたときに、これは、5分で提供されたことにまずは感謝するものの、たまたま5分で提供されてラッキーくらいのスタンスを持つことが大切であると認識することが、サクセストラップに陥っていない証左となり、経営戦略論が日常生活の幸福度の向上に応用できる事例であると思慮している。
 
以上

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