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ほんわかドラマ「無脳シリーズ」第一話 〜ミルクをつくる〜

脳を無にして書いた、3秒で書き3秒で読めると話題のドラマです。


「みて!私をみて!!私だけをみて!!!」
あやこは叫んだ。叫んだ瞬間、長年蓄積されていたあやこの胸のつかえが、スコン!と音を立てて、取れた気がした。25歳。はたから見れば、まだまだこれから、未来のある女。
あやこは決してバカではなかった。人並みの恋愛経験もしており、大学も、一留したが、まぁ、出た。家族も人並みに優しく、友人もままおり、働いている。テレビをつければ、お笑いか、教育番組を見るし、「誰も知らないどこか遠くに行きてええ!」と、人並みに思うこともある。
仕事から帰ると、まずテレビをつける。テレビの前の薄いピンクのソファに座り、コンビニ弁当。少しの幸福感に包まれるが、「そんな自分、ちょろいな。」が、あやこの決まり文句だ。少しニヒルなのである。ちなみに、冬場になると黄色い毛布を羽織り、テレビを見るのが日課なのだが、その姿はアヒルである。そんな自分を俯瞰しあやこは一言、「ちょっとあざとい自分を可愛いと思ったか?甘いな。」やっぱりニヒルである。


脳を無にして書いた、3秒で読め3秒で書けると話題のドラマです。じゃあなお前ら!
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