月収114,170円生活 [東京生活1日目]
朝を6時恋人のヤカモちゃんのアラームが鳴り響く。
彼女の仕事はいつも早い。
夢現のままいってらっしゃいとだけ声をかけて眠りにつく。
朝まで10時起床。
近所の中華料理屋のチャーハン弁当550円を購入。
パソコンを開いて仕事でもしようと思ったのに、あっという間に意識が遠のき、虎とキリンを手懐ける夢を見る。
ゴトンという音で起きると寝返りを打ってソファーの上からノートパソコンを落としていた。
ヤカモちゃんと連絡をやり取りしていると疲れていそうなので、風呂の湯船を掃除してお湯を溜める準備をしたり、買い物に行って料理の準備をしたりした。
今日も作るのはペペロンチーノ。
以前、フライパンひとつで作るペペロンチーノが完璧だと言ったが、実はいくつか問題点があった。
まずは、複数人の分を作る際に水の量が"一人前×人数分"ではない事。
しかも、麺の太さによってそもそもの水分量が違うため、水の量の調整がなかなか難しい。
3人分作った際にブヨブヨになって最悪なものを食べさせた時はすごくショックだった。
また、どうも旨味成分をコンソメだけに頼るのは何か自分の美学に反するような気がする。
そう思っていた頃、丁度友人のスージーと、The Rodeosヨウヘイくんからそれぞれ新たなペペロンチーノのレシピが届いた。
今回は、ヨウヘイくんから教えてもらったペペロンチーノの作り方を実践する事にした。
フライパンひとつで作る調理方は、麺のコシやモチモチ感を損なってしまうので、やはり麺は別の鍋で作った方がいいと言うもの。
しかし、それだと麺の煮汁に溶け出した小麦粉の成分が足りないため、水分と油が均等に溶け合う乳化がうまくいかない。なので、鍋にあらかじめ小麦をぶち込む。というもの。
この汁を、ニンニクを炒めたオリーブオイルに足すと、乳化がうまくいく。
実際、かなり良い感じのソースが出来上がった。
また、コンソメの代わりに旨味成分はアサリとキノコを加えて味の深みを出した。
成功した。
少し、炒める時間か長く、ソースがトロトロになり過ぎたが、やはり具材が入ってる分、今までで一番旨くはなっている。
今度はスージーから教えてもらったレシピにチャレンジしてみたい。
あと、冷蔵庫にあったキャベツがダメになりそうだったので、サラダも作りすぎなくらい作った。
風呂焚きと買い物、料理だけで2時間以上かかった。
世の中の主婦(主夫)の人たちはすごいなあと思った。
これ意外にも洗濯や掃除、洗い物なども丸一日家事に費やすなんて、これを毎日こなすって本当にすごい事だし、僕にはなかなかできる気がしない。
ちなみに毎日会社に出社して8時間労働してる人たちも本当にすごいと思ってる。
今日は全然なんにもできなかったので、明日はちゃんとやりたい。
それと、なぜ僕が東京に来たかという話をするのを忘れていたけど、それはまた追って話そうと思う。
まあ、大それた理由ではないのだが。
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