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地方大学生がLINE DEV DAY 2019に参加した感想

2019年11月20日(水)-21日(木)に開催された"LINE DEVELOPER DAY 2019"へ参加しましたので,体験レポートを共有します.

このレポートでは,まだエンジニアとして経験のない地方学生が技術イベントに参加して何になるのか?という疑問へのひとつの参考となることを目指します.

地方学生にとって,わざわざ東京へ出向いて技術イベントに参加することは経済的な理由を含めてそう簡単なことではないはずです.しかし,私はこういったイベントへの参加は非常に価値があることだとLINE DEV DAYへ参加し感じました.そこで,次のような想定される疑問への意見の提示をすることで私なりに学生のみなさんへその価値を伝え,参入障壁を下げることを目標にします.

- どういった学びがあるのか
- どういった学生が参加するとよいか
- 現地で何ができるのか

これらについて,実際にイベントに参加した私の意見をお伝えします.

セッションやイベント自体については十分他の記事によってシェアされていると判断したため,本記事ではそれらの具体的な内容には触れません.参考記事を載せるに留めさせていただきます.

それぞれの疑問への私の回答

- どういった学びがあるのか
1. 実際のIT企業で取り組まれた技術課題やその解決フローを知ることで,インターンシップと同様に業務の理解・エンジニアとして働く実感が深まる

2. 企業の注目している技術領域への知識が得られるため自分の学ぶべき領域への解像度が上がる.新たな技術に関心を持つきっかけになる.

3. 実際にエンジニアの皆さんとお話をすることで業種・業態への理解を深め,ミスマッチングを未然に防ぐことができる.

- どういった学生が参加するとよいか
IT技術に関心のある学生全般.
Day1「Engineering」とDay2「Production」で若干毛色が異なるのでそれぞれ大まかな所感を述べると,

Day1.「Engineering」:
基本的なIT・Web技術への理解があり,プラスアルファとして業界でいま注目を集めている「もの」エンジニアが取り組んでいる「こと」を知りたい,というひと向け

Day2.「Production」:
Web業界ではどのようにしてサービスを作っていくのか?組織づくりとは?など横断的に「Web業界での仕事ってどうするの?」ということを知っておきたいひと向け

- 現地で何ができるのか
Day1の終わりに懇親会があり,エンジニア同士の交流を行うことができます.学生であることを武器にここで普段お会いできない社会人の方々に気になっていることを伺うのがいいと思います.貴重な経験でした.

また,英語セッションは同時通訳が行われました.日本語で発表を聴くこともできるため,安心してセッションに参加できました.

これまた余談ですが昼食・飲料水・お菓子が無料配布されたためその日のセッションが終わるまで外に出る必要がありませんでした.これらはおそらく一般的なイベントに当てはまらないことですが,LINE DEV DAYであれば上記のような環境でイベントに参加することができます.

学生向け参加支援制度

LINE株式会社様の「学生向け参加支援制度」では交通費・宿泊費の支援を受けられます.このような制度を利用してイベント参加への負担を和らげることができます.ぜひ’活用してください.

「LINE DEVELOPER DAY 2019」に参加を希望する学生を対象に、交通費・宿泊費を支援するプログラムです。
ご応募いただいた内容をもとに当社で選考を行い、最大100名に下記「支援内容」に記載されいてる内容の交通費および宿泊費の支援を行います。

結論 | 積極的にイベントへ参加していきましょう

私は地方の学生にこそこういった支援を頂ける技術イベントへの参加を強く勧めたいです.私自身もそうですが,地方学生は(特にWeb業界への就職において)多大なハンディキャップを抱えていると考えます.

日々通えるような場所にインターン先などありませんし,イベントや勉強会の量も周りの学生の意識・関心の程度も都市部とは異なるでしょう.

こういった状況を乗り越えるには,自分で情報に触れる機会を増やすほかないと思います.支援を受けて技術イベントへ参加することは,その大きな足がかりになるのではないでしょうか.

付録 | セッションの感想

申し訳程度ですがセッションを聴いて思ったこともいくつか書かせていただきます.

- やはりKurbenetes勉強しておかねば
- 自社開発のものがうまく動いているというのはしっかり技術選定をやれている証左だし内部でエンジニアが育つし非常に良いことである
- LINE Scoreのように金融に限らない活動データを信用に紐付けるのは(Evilにならなければ)便利で良いシステムになるだろう
- KarateやZipkin知らなかったけどめちゃ便利そう,SETも楽しそうだ

謝辞

この記事はLINE株式会社様の「学生向け参加支援制度」の支援のもとで執筆することができました.ここに謝意を表します.

関連記事 | 会場の様子やセッション内容など

Developer.IO様:各セッションのレポートが載せられています

ログミーTech様:各セッションのレポートがあります

cryptocat様:写真を盛り込んだ当日の様子がよくわかる参加レポートです


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