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チビ車海老を食べて遠くの空に思いを馳せてみた

チビ車海老を料理する

久米島漁協さんが、エチオピアに続いてチビ車海老のレシピを募集していたので、またもや参加してみました。

エチオピアについての記事はこちら

チビ車海老は、あと1ヶ月半育てるとMサイズの車海老として出荷できるそうです。

しかし、今コロナの影響で車海老の価格が暴落していて、さらにこれから水温が高くなると死んでしまうリスクが高くなるとのこと。

また車海老の餌も高いので「それよりは今の状態で水揚げして、チビ車海老として売ろう!」と判断されたようです。

すでに島内のガーリックオリーブオイルソースを作っている業者さんと、セットで販売するよう調整もしているそうです。島内の生産者さん同士が連携して助け合っていることはとても素晴らしいなと思います。

そんなチビ車海老の料理方法を

・素揚げ
・ガーリックシュリンプ
・アヒージョ

以外で考えてほしいとのこと。

チビ車海老と聞いて、真っ先に浮かんだのが素揚げとアヒージョだったので、この2つ以外となるとちょっと難しい…

一晩考えた末、決めました。

「やっぱりカレーにしよう」と。

チビ車海老は、普通の車海老より殻が柔らかいです。そのため「車海老、頭も殻も食べられると言っても、口の中に刺さって実は結構痛いんだよな…」と思っている人(私)には合っていると思います。

個人的には、カレーやスープなどの料理には殻をむいた車海老を使うほうが、スープと一緒に安心して飲み込めるので好きです。

反対に、塩焼きや素揚げなどの料理には頭や殻がついていたほうが、食感があって美味しいかと思います。

そんなわけで、さっそくチビ車海老をいただいてきました。

冷凍されていて、250gでこれくらい。けっこうたくさん入っている。

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流水解凍して料理します。

とっても小さいのから、やや大きめのものも入っています。

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チビ車海老のココナッツカレー

チビ車海老は殻が柔らかいということで、そのままカレーに入れてみました。レシピはエチオピアのときとほぼ同じ、ココナッツカレーです。今回はミニトマトとピーマンも投入。

味付けはやっぱりフィーリングで。

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チビ車海老がたくさん入った、贅沢なココナッツカレー。

普通の車海老と比べて殻が柔らかいので、口の中がデリケート(自称)な人でも痛い思いをせずに食べられました!

そしてエビのだしとココナッツミルクの相性がバツグン!口の中が幸せいっぱいでした。

今回も辛さ無しで作りましたが、辛いのが好きな方はフレッシュな青唐辛子を入れると美味しそうです。

チビ車海老の中華炒め

さて、まだまだチビ車海老が余っているので、もう一品作ってみようと思い立ちました。ポイントは

・殻を剥かないで作れる
・つまみじゃなくてメインのおかずになる
・野菜もつかう

という、主婦目線で考えてみました。

私、普通の車海老の殻をむくのも面倒なのに、チビ車海老の殻はとてもむけない…
背わたに至っては、中学校の家庭科の時間以外でとった記憶がないです。

また、車海老料理っておかずというよりおつまみっぽいものが多いなと思っていました。

車海老は高級品なので、本土ではおかずとして何気なく出てくるなんてことは難しいと思うのですが、生産地としてはもっと気軽にメインのおかずとして食べられる料理を提案してもいいのかなと。

そこで思い立ったのが、卵とトマトの中華炒めです。

実験のために、殻をむいたものとそのままのチビ車海老両方をいれてみました。

最初に卵をごま油で炒めて、一度お皿にとっておく。
チビ車海老をにんにくとしょうがで炒めて、トマトとブロッコリーも投入。
卵を戻して、中華スープの素とオイスターソースで味付けして完成。
という簡単メニューです。

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チビ車海老の、ぱりぱりした食感がアクセントになる!

殻を剥いたものも、剥いていないものもそんなに食べやすさに差を感じませんでした。むしろ剥いていないほうが香ばしくて食欲をそそる…

やはり殻付き車海老は、炒めたり揚げたりする方があっているなと思いました。

ちなみに4歳の次男は海老が大好きですが、いつも「殻むいて~」と言ってくるので剥いてあげます。でも今回は両方ともそのままパリパリ食べていました!4歳の乳歯でも噛み砕ける柔らかさ。

子どもの海老の殻剥きに辟易している方々にも、チビ車海老おすすめです!

このチビ車海老は、久米島漁協さんのFBページ等で販売呼びかけする予定とのことなので、気になる方ぜひチェックしてみてください。

トマトと卵の中華炒めの思い出

トマトと卵の中華炒め、そう言えば中国を旅行していたときによく食べたなと懐かしく思い出しました。

私が行った中国の定食屋さんはほとんどが、料理がズラッと並んでいて、食べたいものを言うとお皿に載せてくれるシステムでした。

中国語が話せなくても、食べたいものを指差すと頼めるのでとても便利でした。

しかし、通常料理を3種類くらい選ぶのですが、その場合それぞれの料理をお皿の3箇所に置くのではなく、
① 1種類目を皿の真ん中あたりに乗せる
② ①の上に2種類目を乗せる
③ ②の上に③種類目を乗せる
という上に上に乗せまくるスタイルだったのが衝撃でした。

もちろん味は混ざってしまう…
せっかく美味しいのに、それでいいのか!?

でも中国語ができないから何も言えず…

そのうち、「混ざった後の味」を推理して組み合わせを選ぶようになりました。

トマトと卵の炒めものは、旅行中に初めて食べましたがとても美味しくて、毎日のように食べていたように思います。

懐かしくなって旅行中の写真を引っ張り出してみたら、止まらなくなってしまいました。街の匂いとか、湿度、音まで思い浮かんできます。

google mapのストリートビューでも街の写真が色々載っているのでそれを見るのも楽しい。「このお店行ったかも」とか「この辺のホテル泊まったかも」とか。

外出自粛生活の今、自粛中じゃなくても気軽には行けない、過去に訪れた土地に想いを馳せてみるといいかもしれないです。

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