#73 私たちの”高校を決めた理由”<大崎海星高校編>
🟧隠岐島前高校 (3人+ゲスト1人)
🟨大崎海星高校 (2人)
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海星高校に進学した理由 (たまき 2年)
🟨海星)「私は元々、地域みらい留学をするつもりは無くて。
普通に、都立に進学するんだろうな、って3年生の夏前くらいまで思ってました。
でも、親から地域みらい留学の存在を聞かされて、ずっと『自分が高校生だったら絶対に行きたいけどな。行けばいいのに!』みたいなゴリ押しはされていました。
それでも、県外の高校に進学して寮生活をするのって、ハードル高いじゃないですか。急に決められることでもなくて。願書を出すギリギリまでずっと悩んでいました。
海星高校と山口県の周防大島高校を見に行ったんですけど、上島は周防大島に比べて、スーパーも近くて暮らしやすくて、ハードルが低く感じました。また、高校生が地域活動をたくさんやっていることを聞いて、面白そうだなって思ったことが、最終的に海星高校に進学することを決めた理由でした。
元々、進路を考えているときに、周りと同じ、高校、大学の進学で、勉強しかしていない状態で社会人になって、社会に放り出されることが怖かったから、勉強以外のことも何かしたいなって思っていました。人生を生きる上での必要なスキルを身につけたいな、学びたいなと思っていました。調べたら、海星高校でできる活動が自分が求めていたものに近くて、そういう選択もアリかなって思って受験したら、通ったって感じです。」
🟧島前)「中学生から社会に繋がることを学びたいってなかなか思えない…!」
🟨海星)「漠然とした不安があって。
私、遠回りが好きじゃないんですよ。笑 わかりやすい例で言うと、数学って大人になったら使わない、ってみんな言うけど、そんな感じで、勉強は生きることには直結しないなと思っていて。嫌いなわけじゃないんですけど」
🟧島前)「確かになー。繋がり感じられへん、あんまり」
🟧島前)『実際に海星高校で身につけられているなって感じますか?』
🟨海星)「島っていう小さいコミュニティーの中っていう理由もあると思うんですけど、私の中で、挑戦することのハードルがすごく低くなった感じはしますね。
中学生の頃は人前に出ることが本当に嫌で、教室の隅でずっと本を読んでいたんです。けど島に来て、面白そうだなと思って、自分から外に出て参加したりするようになりました。あと、関わる大人の人数がすごく増えたので、社会と繋がっていることを実感する機会も、刺激を得ることも増えたし、性格も少しは表向きになったのかなって思います」
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海星高校に進学した理由 (ももよ 1年)
🟨海星)「私は初めて進路について意識したのが中学2年の冬で、なんとなく高校について知っておきたいなと思い、高校調べを始めました。
最初は地元の大阪の高校を調べてたんですけど、どこも同じように見えて中学校との違いを感じなかったんですよね。周りの友達が高校を選ぶときに偏差値で絞ることや、偏差値の勉強面だけではかられる感覚が私には違和感で。偏差値に縛られないような高校に行きたいと思ってたんですけど、地元の近くは偏差値を強く気にしている雰囲気の高校が多く、合わない気がしました。
『大阪に合いそうなところがないんだったら、大阪だけを調べるのをやめてみよう』と思い、検索エンジンで『公立高校 県外 受験』みたいな感じで調べたところ、『地域みらい留学』を見つけました。『地域みらい留学』について調べてみればみるほど、自分の思いと重なっていって、惹き込まれました。
地元だと人数が多すぎて消極的になるので、人と話すことが苦手だった自分を環境を変えることで変えたいと思いました。更に、自然と触れ合う暮らしや、寮生活、1学年1クラスの規模感など、都会にいる自分には叶わないと諦めていたことが、この『地域みらい留学』なら叶えられると感じ、まず最初に「地域みらい留学」をすることを決めました。
それから、『地域みらい留学』の高校一覧を北海道から沖縄まで全部みて、大崎海星高校は、大阪と広島の距離が帰省しやすいことや、大崎上島と本土がフェリーで30分、と長すぎないこと、寮が個室ということからハードルが低くて挑戦もしやすそうに思いました。
大崎海星高校の生き生きとした人たちの様子が、プレゼンテーションなどから伝わってきたこともあって、オープンスクールに行き、ここの受験を決心しました。まぁ、私が大崎海星高校を選んだ理由を一言で言うなら『ちょうど良かったから』です。」
🟨海星)『寮個室は本当に大きいよね。自分で『地域みらい留学』を見つけたのがすごいね。』
🟧島前)「大阪でいいのが見つからないからじゃあ、全国でっていう発想もすごい!」
🟧島前)『自分で見つけたんだったら、親の反応が気になるな。』
🟨海星)「私の親も変わってるところがあるので、この『地域みらい留学』をすごく気に入って、むしろ自分が行きたいっていう勢いで応援してもらえました。
言い出した時は寂しいからって、やんわり嫌がられましたけど。笑
あと、私の兄が実家から毎朝2時間かけて、農業の専門の高校に通っていることもあって、このような高校の選び方には理解あるというか、好きそうですね。」
🟧島前)「2時間はすごいな!
親から教えてもらって『地域みらい留学』を知った子が多いけど、ネットの検索で偶然見つけて、それで親も応援するっていうのもすごい。」
🟨海星)『県外ってことの不安はなかったの?』
🟨海星)「県外はちょっと怖かったです。けど、幼・小・中をずっと近いところに通っていて、コミュニティが固まっていたので、何か嫌なことがあった訳では無いんですけど、新しい人とも出会ってみたいとずっと思っていました。
大阪の高校を選んでも、同じ中学校出身の人が誰一人いない高校を選ぶ予定だったので、その手間が県外を選ぶことによって省けるなという軽い考えで乗り越えましたね。」
🟨海星)『同じ中学校の人がいないところ選ぶのめっちゃ分かる。行動力がすごいね。』
🟨海星)「気がついたら踏み出してました。笑」
🟧島前)「一つ気になるのが、たくさんある『地域みらい留学』の高校の中からどうやってそれぞれの情報を汲み取りました?
大崎海星高校が本土とフェリーで30分とかも、パンフレットなどに書かれていたんですか?」
🟨海星)「最初に見たのは『地域みらい留学』のサイトで、学校の人数や寮が個室かどうかなどの基本情報や、部活や行事などの高校の特徴を知って、特に気になった高校のホームページを覗いていって選んでいきました。」
🟨海星)『高校のが多いので絞り方難しいですよね。私は検索のときに寮が個室であることをマストにして絞ってきましたね』
🟨🟧「ではこのあたりで、ありがとうございました〜!」
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