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息子がかわいい

そのまんまのタイトルですが、息子がかわいい、という話です。

見た目、しぐさ、喋り方、全部かわいい。

少し生意気でありながらも、媚も感じられる喋り方。

思わず「かっわいいいな!!さてはおかーさんを幸せにする気かー!?」と叫びながら抱きしめずにはいられない。

さて、そんな私はいつも息子の「かわいい瞬間」を見逃さないように観察しているわけである。

気がつくと焦点が息子に絞られている。

その視線は、昔の私が死ぬような思いでほしかったもの。

いつでも私を見ていてほしい、私のかわいい瞬間を見逃さないように見つめていてほしい。

なんて書くと痛い人みたいだが、多かれ少なかれこういう感情を持ったことはみんなあると思う。

自分を”特別”にしてくれるのはそういう視線だから。


でももう「こんな視線で見られたい」なんて思わない。

今度は私が見る側だ。

でも、もしも私が息子を見つめる視線より熱い視線を送ってくるひとがいたら、ちょっと心が動くかもしれない。

…そんなことないか。


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