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新規事業開発を共に進めるチームで得られたかけがえのない体験―ウイングアーク1stの場合

共に働くメンバーと、非日常な空間で唯一無二の体験を共有できるIsland and office 八丈島。大自然を五感で感じられる八丈島では、チームメンバーとどのような体験ができるのでしょうか。新規事業開発を進めるコアメンバーと共にIsland and office 八丈島を利用した、ウイングアーク1st事業開発部の大畠さんに聞きました。

大畠 幸男(ウイングアーク1st株式会社 事業開発部)
2007年ウイングアーク入社。データ活用プロダクトのプリセールスエンジニアを経て前期までは戦略責任者として企画/戦略に従事する傍ら、IoTビジネスにおける連携や協業を推進。今期よりdejiren事業専任となり、人がデジタルを使いこなす世界の実現や、人の価値を最大化するソリューション提供をビジネス面から立ち上げる活動を進めている。

リモートワークで得られないコミュニケーションを求めて

――ウイングアーク1stの働き方と、チームビルディングのための取り組みについて教えてください。

ウイングアーク1stでは2019年ごろからリモートワークへの取り組みを検討しており、コロナ禍が浸透した2020年にはすでにフルリモートワーク体制を整えていました。開発メンバーについては北海道から福岡まで全国各地におり、頻繁に直接会うことは難しい環境です。

一方で、コミュニケーションを取ることについて比較すれば、リアルで会う体験に勝るものはありません。オンライン会議ツールを使って表情を確認することはできても、その人の持つリズムや仕草を感じ取るには、実際同じ体験を共有する機会が必要です。

そういった背景から、私が所属する事業部では30名程度でBBQ会を開催しています。ただ飲み会をするというよりは、一緒に準備し、食べる時間を共有することを重視していました。チームによって取り組み方や頻度はそれぞれですが、いずれにせよリアルで集まる機会は重視していると思います。

――今回Island and officeを利用した目的や参加メンバーを教えてください。

Island and officeを利用したメンバーは、私を含むdejiren事業開発部のコアメンバー9名です。dejiren事業開発部はまだできて間もない新規事業を開発するチームでして、今回はdejiren事業の進め方について改めて確認することと、チームビルディングを目的としていました。営業、マーケティング、開発とそれぞれ役職の異なるメンバー同士が一同に集まるのは、今回が初めてです。

2泊3日の旅程で、ディスカッションだけでなく、八丈富士登山や無人島の八丈小島来訪などのアクティビティも企画しました。

チームビルディングに直結する、メンバーの人柄を感じられた体験の数々

――振り返ってみて、印象的な出来事は何ですか。

全体を通して、チームビルディングが主体になった印象です。普段の職場ではなかなか経験できないことを、参加メンバーと共有できたな、と思います。

まず、ああいった環境で、夜までチームメンバーと共に過ごすという体験がとても新鮮でした。学生時代に戻ったような気分です。到着してすぐにやった部屋割りも、そのひとつですね。個室と相部屋、どちらに泊まるかじゃんけんをして決めました。この年齢になって誰かと一緒の部屋で眠るということもそうそうないので、個人的には楽しめました。

印象に残っているエピソードとしては、施設の設備であるBluetoothスピーカーになかなか接続できないというトラブルがありました。夕食時に音楽を流そうとしてうまくいかなかったのに、就寝前の時間になぜか接続できてしまって(笑)。そこからカラオケ大会のような流れになって、起きていたメンバーで盛り上がりました。「うるさいよ」と文句を言いながら起きてきたメンバーも合流して、結局深夜まで歌って……それが初日の夜です。

BBQでも、率先して準備を進めるメンバーもいれば、食べ続けるメンバーもいて。こういうふとした瞬間の行動から感じられる人柄は、Zoomの会議ではわからないですものです。先ほど話した通り、事業部全体のBBQはこれまでにも体験していたのですが、参加人数が多いと細かなグループに分かれてしまうので、結局一人あたりのコミュニケーションは薄くなってしまいます。今回は、9名というコンパクトな規模だったからこそ、深く相手を知る時間を設けられました。

――アクティビティはいかがでしたか。

天候に恵まれなかったことはありつつも、それも含めて良い体験ができました。印象的だったのは、八丈小島です。その前後は雨が降っていたのですが、その時間だけ晴れたんです。さらに、船での移動時間にイルカたちが泳いでるのを見ることができました。これは地元の人でもなかなか見られない光景だそうで、本当に貴重な体験をチームメンバーと共有できたな、と思います。

非日常で見えた本音を、今後の事業開発に役立てる

――オフィスと比較して、ディスカッションにはどのような違いがありましたか。

本音ベースの会話ができ、議論の密度は圧倒的に濃かったと思います。まず、非日常な空間の中にいることで、自分自身の心が開いた状態ということと、先ほどのような体験を通じて相手の性格や本質を感じ取れていることが、その背景にあります。

――アジェンダは事前に準備しましたか。

初日は自己紹介、2日目は事業の話と開発の方向性、といった大まかなテーマだけ準備しました。発表に使う資料は人それぞれに任せていたので、自己紹介のやり方にも個性が出ていましたね。

ちなみに、この自己紹介の時間をしっかり設けたことで、「実は前職の職場が同じだった」といった共通点を見つけられて盛り上がったり、その人が得意な領域を知ることができたりと、たくさんの収穫がありました。

こういったアジェンダ以外での気付きは、今後の仕事の仕方にも大きな影響を与えると思います。チームメンバーがどんなキャリアを重ねてきたかわかっていれば相談の内容も絞れますし、各々の強みや癖を理解していると、プロジェクトの進行もスムーズです。

――体験を振り返って、Island and officeの一番の魅力は何でしたか。

ひとつに絞るのであれば、やはり八丈島の自然ですね。たとえオフィスを出てホテルでオフサイトを実施したとしても、やはりどこかで会議の延長線という印象が拭えないものだと思います。非日常という環境をあえて選んでオフサイトをやるのであれば、UXと言いますか、体験や空間といった要素もとても大切なのだと改めて感じました。

焚き火がパチパチとはじける音や、波の音、緑の匂い。そういったものが周囲に感じられるからこそ出てくるアイデアや本音があります。今回は新規事業を共に作っていくメンバーと共にそれを共有したことで、今後につながる関係性を深められたと思います。


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