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神の島!久高島レポート〜フェリー,聖地,立ち入り禁止区域〜

久高島(くだかじま)沖縄では“神の島”として崇められている島で、島内には様々な聖地がたくさんあります。

この内容はYouTubeでも紹介してるので、ぜひそちらもご覧ください!

久高島ってどんな島?

久高島は沖縄本島の知念岬の東の海上5.3kmにある、周囲約8.0kmの小さな島です。

沖縄では琉球王国の時代から特別な島とされていて、島自体が沖縄最高峰の聖地です。

アクセス

久高島へは沖縄本島の南部にある南城市の安座真(あざま)港からフェリーか高速船で行くことができます。

所要時間は約25分で、料金は大人片道760円、往復1,460円です。
こちらは運行ダイヤで1時間半~2時間おきに出港しています。

引用元:久高海運

フェリー乗船

船内の風景はこんな感じで、1階と2階にシートがありました。

乗客数は意外と多く、1階席が埋まってたので2階席に座りました。

1階席
2階席へと続く階段
2階席

フェリー出港

では写真と共に港から久高島までの景色をお楽しみください。

遠くに久高島が見える
久高島沿岸

久高島到着

久高島の徳仁(とくじん)港に到着しました。

ゲートが開く瞬間が見ものだった

島の案内図

フェリーのスタッフから渡された久高島のマップです。

下が集落の拡大地図で、下が島全体です。

集落
島の全体図

島では電動自転車、電動スクーター、トゥクトゥクのレンタルが可能で、私は自転車をレンタルしました。

郵便局&コンビニ

まず、島唯一の郵便局とコンビニ”内間商店”に着きました。

内間商店は大正12年に開業し、お店を始めた先代の「ナサーおばぁ」の名前から、島内では今でも「ナサー屋」と呼ばれるお店です。

看板が出ていないので商店とわかりづらいですが、店頭の自動販売機と入り口の大きな白いひさしが目印です。90歳以上の看板おばぁが今でも店番をしています。

イザイホーの聖地

久高殿

ここは久高殿。外間殿(フカマ)と並ぶ島の二大祭祀場の一つ。

御殿庭(ウドゥンミャー)とも呼ばれ、イザイホーの舞台となった神聖な場所です。

イザイホーとは沖縄の久高島で12年に1度おこなわれる祭礼で、琉球王国の時代より400年にわたって続いてきた貴重な文化遺産です。

1978年に行われたのが最後の祭礼となっており、YouTubeでその映像を観ることができるので、ぜひ1度ご覧ください。

中央の建物は神アシャギと呼ばれ、イザイホーの時に神の世界とこの世の境界となります。

右の建物はシラタル宮、左側の建物はタルガナーと呼ばれ、イラブー(海蛇)の薫製小屋になっています。

外間殿

外間殿(フカマ)は、久高殿と並ぶ島の二大祭祀場の1つです。

久高島では子供が生まれると、この外間殿で根神という神職者による名づけの儀式が執り行われ、その時の願い言葉に「あまりえらくなってはいけない、普通であってほしい」というものがあるそうで、とても含蓄の有る言葉だと思います。

また、左にある建物は英祖王統五代西威王の産屋跡だそうです。

左の建物内
右の建物内

島で1番古い家!"大里家"(うぷらとぅ)

大里家は島で1番古いとされている家で、興味深い言い伝えが2つあるそうなので、下の写真をご覧ください。

母家
母家の裏側は荒廃してた
仲屋
仲屋の室内

イシキ浜

イシキ浜は、ニライカナイといわれる理想郷から五穀の種が入った壺が流れ着いたとの伝説が伝わる特に神聖な場所で、この種子が琉球の農耕の始まりになったと言われています。浜は島の中央部東南側にあります。そこから林の中の細い道を抜けると美しい砂浜が広がっています。

聖地ということで遊泳は禁止です。

美しすぎた
海岸は遠浅だった

ガジュマル

巨大なガジュマルの樹に到着しました。

沖縄では、ガジュマルの木には子ども妖精「キジムナー」がいると言われています。

神の道

久高島の右半分にある1本道です。

島の最北端にあるカーベル岬へと続いています。

果てしなく続く1本道

ハビャーン(カベール岬)

島の最北端にあるカベール岬は、島の人からハビャーンと呼ばれており、琉球開闢の神「アマミキヨ」が降り立った地と言われています。

現在も祭祀が行われる大切な場所です。

徳仁港からの距離は約3.3kmあるので、レンタサイクルで向かう観光客がほとんどです。

私が行った時は観光客は誰もいませんでした。

左手にうっすら見えるのは津堅島

波の力によって削られたサンゴの岩肌の造形美、そして美しい東シナ海を楽しむことができます。

岩肌が荒々しい

霊地であり禁足地!”フボー御嶽(うたき)”

琉球の七大御嶽の1つと言われており、沖縄で最高の霊地です。

先祖の魂が宿り、普段は草木1本獲る事を許されない聖域です。島の神女が祭祀の時にのみ入る場所で何人たりとも立入り禁止です。

看板の右手にある細道から祭祀場へ行くことができますが、その途中でこんな結界が↓

やろうと思えば簡単に通り越せるようなレベルの結界でしたが、もし通り越して向こう側に行ったら

何か不吉なことが起きるのではないか?

通り越した瞬間、別の空間に移動してしまうのではないか?

もう2度と帰って来れないのではないか?

この結界を見た瞬間から、そんな不安に襲われました。

少しビクビクしながらその場を後にして、久高島の旅を終えました。

最後に

今回ご紹介した久高島の観光スポット、いかがだったでしょうか?

久高島の他にも沖縄本島、石垣島、与那国島などもnoteだけでなくYouTubeでもご紹介してるので、ぜひご視聴&チャンネル登録お願いします!

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