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フィクションでまで辛いシーンを見たくない【おすすめマンガ】

人が傷つくマンガが苦手です。

今巷で話題の某ハッピー星人が出てくるマンガ、未だに読めていないしおそらく読まない気がします。
マンガ好きだけど、いまいち流行に乗り切れない感は否めません(笑)

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高校生の頃から、マンガに対して個人的にずっと持ち続けている思い。

『現実が辛いことばかりなのに、なぜマンガでまで辛いシーンを見なくてはならないのか』

この主張はブレずに、今でも変わらず持ち続けています。

とはいえ私『鬼滅の刃』は読んだし、あれはとても面白いマンガだと思っているので、辛いシーンが存在する全てのマンガを読まない、ってわけではないです。

ただどうにも、例えばいじめとか家庭内暴力とか、いわゆる「迫害」のような描写がある作品は読もうと思えない。

大ゴマで人が傷つけられているシーンとか、とにかく無理すぎる。  

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私は、わりと1冊のマンガをじっくり時間をかけて読む派です。
ナナメ読みは初見ではあまりせず、分からないところはページを遡ってでも理解しようとするタイプ。

そのせいか、一コマから一度に読み取る情報量が多いのではないかと思うのです。

例えば主人公が部屋で寝ているとしたら、
その部屋にどんな家具が置かれているのか、
布団はどんな柄か、
カーテンは締め切って寝るタイプか、
インテリアのこだわりはあるのか、
寝るときどんな姿勢なのか
などなど。

とにかくページ、コマの中からあらゆる情報をキャッチしようとする。
1冊読み終えるスピードは決して速くはない方だと思います。

だから、辛いシーンを見ちゃうと
「辛い」以上のものまで受け取ってしまい、大変疲れるし、そのせいで自分の気分まで落ち込んでしまうのです。

これが、最初に言った
現実ですら辛いことばかりなのに、なぜマンガでまで辛いシーンを見なくてはならないのか』
に繋がります。

要するに、キャパオーバーなんですよね。
フィクションでくらい、安心してほっこりさせてくれよっていう、一種の願いのようなものでもあります。

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そんな私が今おすすめする、 
心が安らぐマンガはこちらです。

今、個人的にもっと知られてほしいマンガ第1位。ゆるく食べて、寝て、無理なく過ごせばいいんじゃない?って思える。

とにかく出てくるお菓子が美味しそう…。
何となく辛い、だるい、自分が嫌になる、みたいな気持ちを午後さんが代弁してくれているような作品です。

個人的にこれ、1巻は良かったんだけど、2巻で大好きなキャラが…ってなって、その理由もあまり納得いくものではなかったからちょっと辛かったな…。ただイラスト集のような世界が好きで、1巻を繰り返し読んでいます。

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派手なバトルシーンも、胸糞悪さで心に深く残るような、人間の真理を痛快に描いたシーンも、私はいらないと思ってしまいます。

それよりも、心にふわっと暖かさや、居心地の良さをくれるマンガが大好きなのです。


日々の思うことを綴ります。エッセイ大好き&多めです!