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AI定石 ハサミについて
AI定石のまとめ。今回はハサミについて。星にカカってハサミ。トップ画はハサミつながりでパンに挟んでサンドイッチです。おいしそう。
ハサまれたときの基本は地がおいしいと言って、まずは三々に入る手を覚えましょう。それではいきます。毎日投稿8、9回目のまとめです。
① 一間バサミの基本形
AI定石⑧。「ハサんだ場合はハウ」星にカカリでハサんだ場合は黒11とハウのがAI流。この後、白Aと肩ツキされた場合はだいたい黒Bとオシます。理由は知らんけどなぜかハイよりBオシの方が1%ぐらい高いことが多い気がする。全局図のような配置の場合ハサみたいところ。現代の碁では出現率はやや低い。 pic.twitter.com/v1rekC6Vng
— 大橋拓文🌕碁は雲の中 (@ohashihirofumi) April 4, 2020
ハサミの変化でお伝えしたいのは黒11のハイ。この手は昔、打たれた実戦例が結構あったのですが、なぜか淘汰されて打たれなくなりました。
しかしAIによって復活し、再び打たれるようになりました。
ついこの間までごまんと打たれていた形はコチラ。
それこそ五万局ぐらいは打たれていたでしょう。
しかしAIはハイます。上図と比較して約5%、目数にして1目ほどこちらの方が良いと判断しているようで、今のところ絶対ハイます。この5%、1目というAIの評価値は進歩するたびにコロコロ変わるので厳密に覚える必要はありません。あくまで目安です。手の意味としてハイのほうが安定感があるんだな、と思えばよいでしょう。黒3との連携がこちらの方がしっかりしています。
AIは強くなるたびに打つ手が少しずつ変わりますが、今後もハイとツナギならハイを選びそうです。
② 三間バサミでもハイ
AI定石⑨。昨日からハサミ&ハイのコンビネーションの話。部分図黒3と辺の星にハサんだ場合も黒11のハイが成立して、ハネ上げた形が好形。どちらかと言えばAIはハウ側を好むが微差なので少しの勝率は気にしないで良い。全局図白8のように相手の勢力をやんわり制限したい場合に多く見られるハサミ方。 pic.twitter.com/d8Wb0W8998
— 大橋拓文🌕碁は雲の中 (@ohashihirofumi) April 5, 2020
三間バサミのときもハイます。ピシッとハネ上げた形がよくこうなると、だいたいちょっと評価値が上がります。足早なAIですが、こういうところは後手でも満足するようです。この見極めがプロでも難しいですが、生きている石の評価が高い傾向がありますね。
他にも変化はありますが今回は基礎を押さえました。
それでは今日はこの辺で。
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