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#短編小説
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なぜですか?
なぜあなたはそんなことを言うのですか?
私を困らせたいのですか?
そんなこと、わかっているんです。
そうした方がいいだなんて、わかっているんです。
でもそうしたくないんです。
何もいらないんです。
私はただ、私でいたいだけなんです。
私を放っておいてくれませんか?
お願いですから、私を放っておいてください。
私を自由にさせてください。
ブログにタイトルは
花形さんには華がない
花形さんには華がない。
悲しいけれど、華がない。
ロックバンドではギターをジャカジャカ鳴らし、ヴォーカルでシャウトするのですが、華がない。
派手なパフォーマンスでステージを飛び回りますが、華がない。
華がなくたっていいのではないでしょうか、と私は思うのですが、本人は派手派手が好きなのです。
華がないのにはしゃいでいるその姿は、観ていて痛々しいのですが、本人はそれにまるで気がついてい