見出し画像

「対話型鑑賞」が会津で増えている

2024年5月です。ここ喜多方では、ゴールデンウィークにはラーメン屋の列が3倍くらいになります。しかも 5月5日のこどもの日には、気温が30度になりました。昨今の気象変動のなかで、ある意味想定内と言えばそうなのですが。ただ列を作るにはかなり過酷だと思います。

本題に入ります。
喜多方では、昨年(2023年)に東京の組織 「NPO法人 芸術資源開発機構」(対話型鑑賞ファシリテーターを養成しています)から先生を呼び、「対話型鑑賞ファシリテータ養成講座」を開催しました。それ以来、喜多方市美術館では年1回になりますが、鑑賞会を実施しています。


少し南に下り、柳津町の斎藤清美術館では、町内の全小学生を対象に学校の授業の中で「対話型鑑賞」を実施しています。その時展示されている斎藤清作品を活用しての鑑賞です。贅沢な体験になりますね。


北へ行くと、北塩原村があります。会津磐梯山の麓にある村です。湖と山に囲まれた自然あふれる場所に諸橋近代近代美術館があります。サルバドール・ダリのコレクションで有名な私立美術館です。そこでも対話型鑑賞を楽しむことができます。コロナ禍ではオンラインでも行っていましたが、今では対面で楽しむことができるようになりました。


この小さい会津地域の、小さな美術という世界において、複数の美術館で「対話型鑑賞」を楽しむことができるのは、まさに奇跡的なことです。また人的リソースが限られている地方において、これらの美術館では双方にファシリテータ役の支援を行おうとしています。小さな流れですが、地道にこの流れを絶やさないように、みんなで協力しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?