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#68 人生は短編集ではなく1本の長編小説と思うと怖くない【一笑門 マガジン】

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝配信しているPodcastプログラム「伊志嶺海【一笑門 RADIO】」の内容を発信しております。

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おはようございます。伊志嶺海です。
ポッドキャスター・ブロガー・ミュージシャン・イベントMCなどなど、ずっとやってみたかった活動を思う存分楽しんでいます。

今日は大きな括りで言うと「人生」についてのお話です。
まだ25歳の分際で人生を語るのも恐縮だったりしますが、人生というのはそれぞれのステージにいる人が、その目線や視座によって見え方が変わるのが面白いところだと思うので、僕も1つの視点として考えをシェアしたいと思います。

今僕は以下の本を読んでいます。

著者であるジェイ・シェティさんという方は、元僧侶の経験を活かしてPodcastなどで幸せに生きる考え方を発信されています。本書にも様々な考え方と実践方法が載っているのですが、「恐怖」との向き合い方に関するトピックが載っていました。

人生には様々な「恐怖」がつきまといます。経済的に危うくなる、恋人に別れを告げられる、取引先から契約を打ち切られるなどなど、それぞれの立場で様々な恐怖があるかと思います。

本書では恐怖とうまく付き合っていくことが大事だと書かれていました。恐怖から逃げようとするのではなく、恐怖の存在を認め、恐怖と親しくなることで受け入れられるようになるとのことです。

恐怖の存在を受け入れる方法として効果的なのが、恐怖に点数をつけることです。直線の左端を0、右端を10だとして、まずは今の自分にとって想像できる最悪の事態を考えます。家を失うこと、病気になること、愛する人を失うことかもしれません。その恐怖を10としたときに、現実問題で感じている自分の恐怖は何点になるかを考えます。

これをやると、「あ、意外と怖くないかもな」と思えたり、点数を考えているうちにポジティブな気持ちになってきます。そして「意外と大したことないな」と思える場合がほとんどです。この思考法が自然とできるようになると、必要以上に恐怖に怯えて生きることがなくなるというわけです。

そして、「全体像を観る」のも恐怖というストレスを和らげるのに効果的だそうです。多くの人は恐怖を感じると視野がぐっと狭くなりがちですが、そういうときこそ自分を俯瞰して見ることが大事です。

例えば、学校のテストや就職活動の面接を受けると、その結果が気になり怖く感じます。そのことばかり考えてしまうと視野が狭い状態となるわけです。大切なことは、人生は短編小説の寄せ集めではなく、長い1本の長編小説だと考えることです。

例えば就職活動で念願の企業に就職できたとしたら、そのことにフォーカスせずにそこに至るまでどれだけ自己分析をして、どれだけの仕事を失い、いくつもの面接で失敗したことを振り返ってみましょう。ひとつひとつは挫折経験だったとしても、一連で見ると勝利のために必要な試練だったと思えると思います。

恐怖や不安を感じることは、その瞬間はとても辛く逃げ出したくなるものですが、その後は必ず良い経験になったと思えます。今まであった嫌だった経験を思い出してみてください。今考えると、あの経験が自分を成長させてくれたなと思いませんか?

この人生を長編小説と捉えるという考え方は、恐怖に対する対処だけでなくポジティブに生きていく上でも参考になると思います。普段からなるべく長い目で物事を捉えられるように意識してみてくださいね。

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