「トリキョリまつり」レポートvol.4 遊びの実験ーオンライン魔女と素材の使い方を考えようー【後半】
オンライン魔女との遊びの実験。後半レポートです。
7名のメンバーがいろんな素材を探しにいく中で、素材への興味は似ていたのですが。試作を進めるうちに方向性がどんどんと違っていった2つの遊びをご紹介します。
このドームのような形!見たことありますでしょうか?
農業関係者の方は見慣れてるかもしれませんが、「苗ドーム」という苗を保護する資材です。すごい形ですよね。
この形が気に入ったメンバー。
前回、他のメンバーが考えていた、頭にかぶって頭全体をカバーする帽子のイメージにぴったり。プチプチを入れてクッションにしたり、音を聞き取りやすいように、耳の部分は穴を開けてみようと、ものづくりと感染対策を合わせた、マスクではない不思議な帽子が出来上がりました。
一方、素材の中からカサを見つけたメンバー3名。傘にさらに農業用マルチを垂らすと傘にカバーができたようになります。
5年生3人が集まって、オンライン魔女、かもめさんとお話しながら進めていきます。
かもめさんが何やら見せてくれています。アーティストの作品やこれまで、かもめさんが手がけたワークなどを紹介してくれているようです。(このあたり、私自身も聞き取れていないところがあ流ので、ちょっと曖昧・・・)
子どもたちの中で、傘に蛍光カラーの紐を組み合わせ、クラゲに見立てるという方向性で進めることになったようです。
(「この傘使いたい!」と会場前で傘をなびかせる。こんなマチの風景が生まれて素敵だな〜と思いました。)
そうした時に、
「この傘を使ってどうしたいの?どうやって距離をとるの?」と、かもめさんからの問いかけにハッと立ち止まるメンバーたち。メンバーの1人が遊び方のルールを考えたり、遊びのために傘を改良し始めました。
「たとえば、遊び方で紐と紐をつないでみるのはどうかな?」というかもめさんのアドバイスをもらって、メンバー同士でまたアイデアが膨らんでいきます。
かもめさんとお話しているメンバーたちは、途中からやりとりが楽しすぎて、設置していたiPadを移動させて自分の見せたいところに連れていきます。
参加メンバーの子どもたちにとって、あさみさん、かもめさんは、この日オンラインで初めて出会う不思議な存在です。
しかも「魔女」という、どう位置づけをしていいかわからない特殊な呼び名がついているため、どのように関わっていいものか、距離をとり悩むところからのスタートだと思います。
素材を通して会話をしながら、やりとりをしていく中で、お互いに関わり方を模索していく、この点は通常のワークショップと変わりません。
しかし、機材の設置方法、また、子どもたちへのアプローチの違いによって、関わりかたに大きく影響があるのだなと感じた瞬間でした。
気づいたら、終わりの時間です。
まだ、まとまらないところもありますが、最終的には4つグループ(個人も含む)で4つのやりたい遊び・ものづくりの方向性が固まってきました。
最後に、今日はどんなことを考えたのかそれぞれ発表してもらいました。
ここからは、本番に向けて具体的にアイデアを形にしていきますよ!
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