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これから起業する人に教えたい起業時と創業時に知っておくべき事とやっておくべき50の事。| 「ノートにもならないメモ」

どうも、新年あけましておめでとうございます。株式会社EPOCHという会社とスケコンという予定調整サービスを運営している石澤と申します。
年も明けて、絶対来ない感じがしていた2020年も現実に来てしまいましたが、皆さん本年もよろしくお願いします。

新年といえば抱負という事で、抱負を記してみます。ズバリ、今年の抱負は、今ある会社(EPOCH)の経営の強化と新サービス「スケコン」のアップデート、Twitterのフォロワーを増やす事(私のTwitterはコチラ、良ければフォローしてください)、そしてnoteのまめな更新という事で頑張っていきたいと思います。

noteに関しては今まで少し背伸びして難しい事書こうとしていたので、もう少しわかりやすくお役立ちノウハウ的なのも書いていこうと思いまして、過去に評判の良かった「〇〇な100の事」シリーズを新年1発目に書いていこうと思います。
ちなみに前回の100の記事はコチラです。

早速、今回のシリーズのお題ですが、新年といえば皆さん新しい事を始めるタイミング、そんな「新しい事」の中で今年起業をする予定な方もきっといるはずです。そして、そんな起業したい方や起業しなくてはいけなくなってしまった方のために、約6年半前に起業した私が起業時と創業時1年目に「やってよかった事」「やらなくてよかった事(やって失敗した事)」「知らなくて損した事」という観点で50個の事を羅列していきたいと思います。
※ちなみに私は当初起業する予定より2年早く偶然起業しなくちゃいけなくなってしまった感じですw 詳しくはコチラをご覧ください。

この50個の事の中で、これから起業する人や今起業したばかりの人に対して少しでも役に立つことがあれば嬉しいですし、新しい門出の応援になればと思います。そんな訳で前置きは長くなりましたが行ってみましょー。

■これから起業する人に教えたい起業時と創業時に知っておくべき事とやっておくべき50の事

「やってよかった事編」

1.社名を決める
→起業の第一歩ですね。一番大事。社名は長すぎず覚えやすく、やりたいことの元素的な意味がオススメです。個人的には自分の名前や、それを彷彿とさせる名前にしない事が、後々採用する際の事などもを考えるとオススメです。

2.「VISION、MISSION、VALUE」を作る
→これは会社の幹となる部分で、これが決まると経営判断が早くなります。作り方や考え方は、コチラをご一読ください。

3.事業計画書を作りこむ
→事業計画書がないとそもそも会社の登記ができません。基本の「き」ですね。上の、「VISION、MISSION、VALUE」を軸に将来のマイルストーンを立てておくと良いです。

4.売上管理表・売上計画書を作る
→どこからいくら売り上げて、何にいくら使えるかを管理するために必須です。これがないのは地図やGoogle MAPなしに旅に出るようなもの。
※最後に記載してるレクチャー会に来ていただければ、弊社のテンプレでしたら差し上げます。

5.ダメ出ししてくれるスタッフを作る
→私は最初は社員1人(自分だけ)で独立したのですが、雇用形態は違えど一緒に働いてくれるスタッフがいました。彼らと一緒に営業したり、プロジェクトを進行したりしながら、死ぬほどダメ出しもされましたが、そのダメ出しが今の僕のベースになっているのは間違いないですし、大切な経験でした。

6.相談できる経営者の先輩を作る
→私の会社は最初、株主に他の会社の経営者の方に入ってもらい、いろいろと相談させてもらいました。株を持ってもらうのは後々の事を考えて要検討ですが、経営を相談出来る人はいることは凄く大切です。

7.会社設立を司法書士に依頼する
→会社は最初自分で作ろうとしましたが、途中で司法書士に頼んで2回ほど面談して、約3週間で法人が出来ました。資金も自分で登記すると総額25万、司法書士に頼むと約29万くらいと4万くらいしか変わりません。
※自分で登記しようとすると起業自身が億劫になり、起業しない言い訳にやすいので、司法書士に気軽に頼みましょう。

8.資本金を1000万以下にする
→資本金は1000万以上にして起業すると、最初から消費税がかかってしまいます。1000万以下であれば、2年間消費税の納税は免除になります。
※外注先に払うのは勿論消費税は込みで、自社の利益に対して消費税分納税しなくてOKという事です。

9.会社のCI(ロゴ)/VI(マーク)を作る
→ロゴには意味を求められるので、VISIONやMISSIONを決めたらすぐ作るのがおすすめです。VISIONが会社を示す「言葉」だとすればCI/VIはそれを具現化した「グラフィック」になります。

10.名刺を作る
→名刺がないとクライアントが会社の認知も出来ないし、連絡も出来ません。面倒くさがらずにすぐに作りましょう。

11.会社概要と営業資料を作る
→これは自分たちの強みや中身や実績を伝えるためにすぐ作らないと、誰もあなたの会社を信用してくれません。内容は事業計画書を外向けにしたものが最初はベストです。

12.会社のWEBサイトをすぐに作る。
→会社のサイトは会社の顔、クライアントにも銀行にサイトがもないと一人前と認められませんし、仕事は発注されづらいですし、融資は降りづらいのですぐ作るのがオススメです。

13.会社の封筒やショッパーやクリアファイルを作る
→会社は覚えてもらってなんぼです。会社のロゴやマークを徹底的に覚えてもらうように出来る範囲でいいので、ノベルティなどは作りましょう。

14.経理・人事・総務スタッフを雇う
→経営者は起業して3か月は本当に大変です。自分ですべてやらなくてはいけません。そして、一番信頼に関わる入金や採用などの際のルール決め、段取りなど、売り上げを立てる以外の業務を、経営者以外でやってくれる方がいないと本当に大変です。ここは核となる部分なので起業する前にもバックオフィス業務をやってくれるスタッフを事前に探しておきましょう。

15.就労規則を決める
→2020年4月から働き方改革が中小企業にも執行されるので、この部分は中小だからといって後回していいわけではないので、社労士さんと相談の上、起業してからなるべく早く作りましょう。働き方改革の概要はコチラをご覧ください


16.福利厚生を決める
→採用難なこの時代。いい人をとるにはこの部分はかなりのアドバンテージになりますので、社員が最小限のうちに整備しておきましょう。
※スタッフが増えてから整備すると不満が上がりますし、余分な出費がかさみます。

17.同期の経営者仲間を作る
→経営者は孤独です。同じ時期に起業した友人がいると、苦しみやノウハウをシェア出来るのでお勧めです。

18.優秀な保険マンと仲良くなる
→会社が好調になると節税などを考えたりしたくなります。この際に合法的な節税で一番有効なのは「保険(退職金積み立てなどを含む)」での節税です。そして優秀な保険マンになると節税に対する知識は勿論ながら、良い税理士や弁護士や社労士なんかを紹介してくれます。

19.仲良いクライアントに営業に行かせてもらう
→創業当時は自社のプレゼンが誰でも下手です。私も最初に営業資料をもっていったときは死ぬほどボロボロでしたが、仲良い方に営業したので、ちゃんと良くない点を指摘していただき、今ではお陰様で流れるように営業トークが出来るようになりました。

20.スタッフの歓迎会や誕生日をみんなでお祝いする
→創業時は本当に人間関係が命です。ただでさえ不安定な会社に入ってくれたスタッフのハレの日をお祝いできない経営者に人はついてきてくれません。こういう仕事を超えての人と人の付き合いが、信頼を強くしていき、難関なチャレンジの際に非常に力になりました。

21.業界の集まりやPARTYに顔をだす
→どんなに仕事が忙しくても、今の仕事の人間関係だけだといつか仕事は途絶えてしまう事や、人材不足で上手くいかなくなることがあります。だからこそ、自分自身がより沢山のクライアントや、未来のスタッフになりそうな人が集まりそうな場所にはまめに顔を出すようにしネットワークを強めていました。

22.インプットのための休日を作る
→創業当時は死ぬほど忙しいので、仕事の事ばかり考えてしまいがちです。しかし、ずーっと張り詰めたままでは実はメリハリがなくいい仕事ができません。そんな時は、見たいものや興味あるイベントを探して、その日を強制的にご褒美休日にして、その日を目指して仕事を頑張ることで、いい緊張感を保つようにしていました。

23.決算月は繁忙期を避ける
→創業時は人もいなく、仕事も忙しいので、自社の決算月はなるべく大企業が決算が固まる12月や3月にするのを避けましょう。ほとんどの企業は決算月に余った予算を使おうとするので、その時期に仕事が集中した挙句に、自社の決算もあると会社は忙殺されてしまい、マヒしてしまうので、別の決算月にするのがオススメです。

24.年賀状を出す
→新しい会社はとにかく思い出してもらったり、覚えてもらうことが大事です。年賀状など時代遅れで効率悪いかもですが、私は創業時は年賀状も出し、新年の挨拶メールもしまくってました。

25.一度会った人にSNSで申請をだす
→仕事の現場でもPARTYでも、名刺をもらった人やご挨拶した人には必ずSNSで申請して、いつでも思い出してもらえるようにしていました。

26.SNSで個人、法人アカウントで小まめに発信する
→25.の事項で知り合った人たちに、常に会社の名前やWORKSを見てもらい、思い出してもらうために徹底的に法人アカウントでも個人アカウントでも文体を変えて情報を発信しまくりました。

27.倒産防止共済に加入する
→倒産防止共済は取引先が倒産した際に共倒れしないような共済でセーフティーネット的な役割を持ちます。そして、全額経費計上出来るので利益がある程度出る会社は必須でやるべきです。より詳しくはコチラ

28.筋トレする
→ネタっぽいですが本気です。経営者は創業時は毎日理不尽な事の嵐です。その時にメンタル的に負けないように、より理不尽なバーベルという無慈悲な重さを意味もなく上げ続けることは、意味がないようで実は意味が非常にあります。

29.どんなに忙しくても即レスする
→創業時の経営者は死ぬほど忙しいですが、クライアントからしたらそんな事知ったこっちゃありません。レスが遅ければ、どんなに高い志を掲げようと一瞬で「規模が小さい胡散臭い会社」に成り下がることを肝に銘じましょう。

30.兎に角、仕事を断らない
→創業当初の未熟な会社に最初からいい仕事なんて決して来ません。ですが、「いい縁」が出来るキッカケはきます。縁が産み出されるキッカケとなる「小さい仕事」「新芽を育てるような気持ち」で丁寧に断ることなくやっていきましょう。

「やらなくてよかった事(やって失敗した事)編」

31.銀行口座を窓口で作って失敗した
→銀行口座、特にメインバンクになる講座は、窓口で作ることはオススメしません。基本的に窓口の人はオペレーション的に既存口座の人々を裁くのがメインの仕事なので、新規法人口座開設は非常に対応が後回しで、杓子定規です。ですので、口座は知り合いから銀行マンの営業担当の方を紹介してもらいのが、審査や段取りも早くオススメです。

32.税理士を適当に決めてしまった
→税理士は人によってかなり様々です。安易に人の紹介でなんとなく決めてしまうと決算時大変なので、大きい会社を経営している社長さんに本当に信頼出来る人を紹介してもらうか、自分で探して何人かの税理士に会ってみるのがいいと思います。
※あった際に「節税」や「キャッシュフロー」についての対応や「得意な業界」などを聞くといいと思います。

33.キャッシュフローをちゃんと管理していなかった
→会社は請求と支払いがずれるため、お金の出入りが大きい(粗利が低い)ビジネスだとすぐ黒字倒産をしそうになります。ここは税理士と経理担当と相談してキャッシュフローを月ごとに緻密に管理していくのがオススメです。

34.DVDの作品集を作ってしまった
→これは最早誰もやりませんが、会社概要は映像リールをDVDにして配ろうとしました。しかし、結局忙しくてDVDも焼きませんでしたし、資源の無駄なことが多かったです。

35.会社の本店所在地を適当に決めてしまった
→起業当時、私は前所属していた会社にオフィスを間借りして、そこを会社の本店所在地にしてしまったため、脱税用のペーパーカンパニーと勘違いされて銀行口座の作成の審査に落ちてしまいました。本店所在地はしっかり、司法書士と話して法人登記できる場所に決めましょう。

36.手形をずーっと持ち続けててしまった
→この世には手形という物があります。これは歴史ある大企業とお付き合いするときに発行されるもので、確実にお金を支払ってくれる代わりに、半年間現金化しない厄介なものでして、それをなにも知らずにずーっと保有してしまい危うく会社が黒字倒産の危機になりました。
※手形は、大きい会社の場合、ファクタリングという事前に早期現金化してくれる関連会社をもってる場合もありますし、ない場合は仲良い銀行の営業担当がいればお願いすればすぐ「割引」という現金化対応をしてくれます。

37.前にいた会社の話をしてしまう
→創業当時はつらいことが多くて、前の会社での良かった前例や思い出を話しがちです。それを社員を始め、社外の人に聞かれた瞬間に、まだメンタルが独立しきれてない未熟さを周りに露呈していたんだなと今思えば痛感しています。

38.会社を作った事に対して驕ってしまった
→会社を作った際に、心のどこかで社員で働いている以前の同僚などに対して、驕った態度をとってしまっていました。そんな態度は自社のスタッフにも伝播してしまうし、凄くダサい振る舞いだったと反省しています。

39.CREDO(行動信条)を作っていなかった
→CREDOとは会社の行動信条を指し、いわばやって良い事、ダメな事を掟的に決めるもので、これが無かったゆえにスタッフが自由に動き過ぎて、制御不能になってしまいました。

40.税理士と顧問契約を結ばずに付き合ってしまった
→税理士さんは基本的には案件ごとの依頼を非常に嫌がります。顧問契約を結ばない企業に対して、極端にプライオリティが低く、最低限の事しかやってくれません。契約形態に関しては、無駄にケチらずに、しっかり信用を作るために税理士を始め、弁護士や社労士とは顧問契約を検討することをオススメします。

「知らなくて損した事編(現在は対応済みだが、後悔している事)」

41.創業助成金について調べなかった
→これはどこの区で起業するかにもよるのですが、区によってはタイミングが合えば助成金を受けれることができます。これは純利益になるので、助成金申請自身は司法書士さんがやってくれる人もいるので、これから独立する方はタイミングが合えば、是非トライしてみてください。より詳しくはコチラ

42.登記にかかる費用を会社の経費計上しなかった
→会社を登記する際に、司法書士にかかる費用はちゃんと請求書をとっておけば、新しくできた法人で経費計上できます。僕はこれを知らずに個人負担をしてしまいました。

43.支払いフローをキャッシュフロー踏まえて考えなかった
→キャッシュフローとお金を支払う支払いフローは綿密にリンクしています。支払いフローが一概に遅いほうがいいわけでもなく、管理しやすさでいうと逆に早いほうがメリットもある場合もあります。自分の会社の創業時のキャッシュ状態と、粗利率などを加味したうえで、慎重に決めるのがオススメです。

44.創業前の領収書をとっておかなかった
→創業前の領収書は一定の範囲の物は実は、「開業費」として経費計上できます。近々、起業を考えている皆さん是非、会社員で確定申告をしない方は必ず領収書は取っておいてください。

45.実業家の本はほとんど言ってる内容は一緒だった
→これは少し変化球ですが、起業にまじめな人ほど本を読みますが、正直、起業家の本は2-3冊で読むので充分です。内容は大体「考えるのと同時に実行をしろ」的な話や、その人の修羅場とそれをどう乗り越えた的な話が多いので、それよりかは財務に関する本や、トピックを絞ってnoteや週刊ダイヤモンドなどを読むのをオススメします。

46.キャリアップ助成金を知らなかった
→東京都には契約社員を雇用して、正社員にして給与をUPすると、助成金をもらえる仕組みがあります。これを創業当時に知っていたら、その助成金を元に新しい採用方法(リファラルやエージェント制、成果報酬など)を選択したりできたのになと思っています。

47.育児環境などへの知識が乏しかった
→今や少子化は国策レベルで対策していかなくてはいけない問題なのに対して、ちゃんと正しい知識や認識をもって産休・育休手当を創業時は作れていなかったので、女性や子供がいる男性が働きにくい職場に意図せずなっていたと反省しています。
※ちなみに育休や産休は国が保証している制度で、会社がケアできるのはプラスアルファの手当の拡充などです。

48.財務に対しての勉強をしていなかった
→基本的に財務の事をよく理解してないまま会社を作ってしまったので、持ち株比率や、利益率の設定、営業利益率の目標の選定が甘かったです。また、PL(損益計算書)にばかり目をとられて、BS(貸借対照表)に対する知識がなく、その場しのぎの経営になってしまっていました。

49. ROIという概念を知らなかった
→ROI(投資効果比率)という考え方を知らなかったので、人、モノ、金に対して適切な投資とそれに対するリターンの設計ができていなかったので、初年度はただひたすらに、俗人的に稼ぐ経営になってしまっていました。

50.スタッフは経営者の言葉を待っているという事実を知らなかった
→これは最近つくづく感じることですが、やはり言葉は生モノで人の気持ちを良くも悪くも決めるものです。経営者という立場の自分が吐く言葉の力は驚くほど強く、それを自覚せず無責任な言葉を吐いて数多くの失敗をして、やっと重みに気づき始めた今日この頃です。

最後に・・(ワークショップのお誘い)。

はいやっと50個です。50個にして7000字を超える長さになってしまいすいません。読者の皆さんが、部分部分読み流して、ここまでたどり着いていただくことを切に願います。

ちなみに当初は倍の100個書こうと思っていたのですが、それは長すぎるので50個で断念しました。(完全に言い訳ですw)そんな訳で、残りの50個に関しては、実際に本気で起業しようとしている人や、既に起業したばかりの人に実際にお会いしてお話しさせて頂こうかなと思います。

まだまだ、経営者としては青臭い私ですが、少しはレクチャーできることもあると思いますので、気になった方は下記に私の連絡先を記載しますので、ご一報いただければ幸いです。

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それでは、8000文字越えの読みにくい長文にお付き合いいただき本当に感謝です。今後ともよろしくお願いします。


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