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こんな大人になりたかった

ふとした時に思い出すテレビCMってありませんか?

シーンやセリフなど細かいところは忘れていてもなんとなく心に残っているもの。

一旦思い出すと気になってしまうので、

「そうか 病気の子供はいなかったんだ CM 酒」

とGoogle先生で検索。

すると即お目当ての情報を発見。さすがです先生。

それがこちら。

ユナイテッドディスティラーズジャパンの「ジョニー・ウォーカー 黒ラベル」1998年に放送されたCMです。

テロップ:この町には、ふたつのタイプの人がいる。

道端で女性にお金を渡す男A。

店内からその様子を見かける男B。

テロップ:嘘をつく人と、つかれる人。

男Aが店に入ってくる。

男B:よぉ、だまされたな。今の人、病気の子供がいるって言ってただろ、
ありゃ、嘘なんだ。

テロップ:すると友人は、微笑んだ。

男A:…良かった。病気の子供はいないんだ。

テロップ:深いところに灯がともった。
テロップ&ナレーション:深くひろがる、まろやかさ。ジョニーウォーカー黒ラベル

うーん、しびれる。
まさに”かっこいい”とはこういうことです。

「良かった。病気の子供はいないんだ。」

騙されたことよりも病気の子供が存在しないという事実にホッとする。
なかなか言えるもんじゃありません。

邪推すると、内心では怒り心頭でも友人の手前強がってみせたとも捉えられますが表情を見る限りそんなことはなさそうです。

当時このCMを見て、こんな大人になりたいな~なれるかな~とあこがれてから幾星霜。

今の私はお酒は飲めないし、こんなふうに騙されたら怒り心頭「絶対取り返す!」と息巻いて追いかけていく姿が容易に想像できます。
どうしてこうなった……

せめて少しでも近づけるように精進します。
何をしたらいいのか全く分かりませんが。

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